【多肉植物】まだ間に合います!11月滑り込みで葉挿しを増やしましょう!
みなさん、こんにちわ♪
小さなお庭で多肉を育てるtaniku-dayのちかです。
今月に入り一気に紅葉が深まりましたね。毎日多肉パトロールするのが楽しい季節になりました。
11月は、紅葉と成長を同時に楽しめる時期でもあります。成長といえば「葉挿し」ですよね。暑い夏が終わり安全に葉挿しを増やせる時期になりました。
葉挿しは難しいってイメージがあるようですが、そんなことないですよ♪コツさえつかめば放っておいても、勝手に芽と根が成長し、小さな多肉の赤ちゃんが生まれます。
多肉植物を始めたばかりの方には特に葉挿しを育てて欲しいな~って思いがあります。多肉植物の楽しみの1つに寄せ植えがあります。しかし、ある程度の個数増やさないとモリモリの寄せ植えを楽しめないんですよね。かと言って、大量購入するのは金銭的にも厳しい。。そんな時におススメなのが自家製葉挿しで作る寄せ植えです。
葉挿しから新しい苗を作り、その苗で寄せ植えをすると実質タダwこんな楽しい楽しみ方ないんじゃないでしょうか?
ということで、今日は増やして損はない!葉挿しの育て方をご紹介します。特に「葉挿しを作ってから発根する前の状態の管理法」を重点的にご説明します。どうぞよろしくお願いしたします。
多肉植物の葉挿し成功のカギは「取り方」
葉挿しを成功させるカギは「成長点を葉に残す」事です。何のことだか?と声が聴こえてきそうですw
多肉植物の茎と葉のつなぎ目に「成長点」があります。茎に残れば茎から子株が芽吹きます。葉に残れば葉から子株が芽吹きます。
成長点が残る様に丁寧に茎から剥がすのが成功のカギです。
品種の違いで難易度も異なります。
普及種と呼ばれる品種は、葉挿しがカンタンです。そもそも増えやすいので普及しているのですから。
エボニー系(アガボイデス系)は、葉挿しをとるのも難しいですし、成長点を上手にとれたとしても成功率が非常に低いです。多肉生産者さんでも難しいと話しているほどです。
品種の違い以外では、水やり後すぐは失敗率があがります。パツパツの状態ですので、葉の途中でパキっと折れたりします。
ロゼット系の取り方
下の葉から順番にとっていきます。多肉植物は中央から新芽が育つので外周になるほど古い葉になります。古い葉は成功率が低いので2周目あたりがとりやすく成功率もあがります。
つぶつぶ系の取り方
比較的簡単にとれます。茎と葉のつなぎ目を指の腹で優しく押すとポロポロととれます。つぶつぶ系といえば乙女心も有名ですが、乙女心は発芽率が低いです。根気強く待つと、たまぁーに可愛い芽がでてとっても癒されます。
とった多肉植物の葉挿しはどうするの?
葉挿しをとったら、その日のうちに土に植えています。が、それぞれで
- 根や芽がでてから植える
- 数日乾燥させる
- すぐに土に植える
と様々です。どちらも発芽発根率に大きな差はありません。ただ、乾燥させると「カルス化」といって成長点辺りにコブの様な物ができます。カルス化はそれ以上成長しなくなるか著しく成長が遅くなります。
冬は蒸れの心配が少ないので、すぐに植えても問題ないと思います。必ず乾いた土に植えるようにしましょう。
おススメの挿し方
縦と横が主流だと思います。
縦は土深くに挿すので、根の張りが早いのが特徴です。一方横に挿すのは、発根と発芽のタイミングが目視できて、水やり管理がラクだと言われています。
私は「横派」です。
- 成長点の3分の2を土に
- 3分の1は土の外に
- 土の暗さで発根を促す
- 土の湿り気で発根を促す
- 外気で蒸れるのを防ぐ
- 芽がでた時、茎が間延びするのを防ぐ
- 光で刺激を与える
詳しくは動画でもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
水やりの方法
水やりの方法は以下の通りです。
- 水やりの間隔:冬は乾燥しがちなので、霧吹きで1日1回成長点を刺激(私は3日1かいくらい)
- 水やりの量:発根前は、湿る程度でオッケー
- 水やりの時間帯:日中。夜は温度が下がりすぎる
- 失敗した見極め方:黒ずみ・半透明・枯れ葉
失敗した葉は早めにとり除いてあげましょう。カビや菌が健康な葉に伝染してしまいます。
土の配合
葉挿しの土は、水持ちよくするのがいいとされています。多肉植物の土の考え方は「肥料はあげる?あげない?」2極化しています。
私は、可愛く育てたいなら肥料は必要ないと思っています。ただ、葉挿しを丈夫に育てたり、弱った苗を健康にするには、少量の肥料が必要だと思います。
- 葉挿しの状態から究極に可愛く育てたい人は、培養土はなしで赤玉土やピートモス多めで水持ちを確保します。
- 早く大きく育てたい人は、培養土に日向土や鹿沼土で水はけを確保します。
理想とする形に合わせて土の配合を変えていくといいですよ。
多肉の葉挿し根がでるまでのまとめ
この時期は蒸れや暑さの心配が少なく葉挿しを育てるのに適した気候なので、初心者の方もぜひ挑戦してみてくださいね。
葉挿しは適度に温かい方が成長が早いです。土や鉢が温まるポカポカした場所で育てるのもおススメです。
試してみて下さいね。