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【葛飾区】ピンクに染まる池の畔に蝶が舞う!水元公園「水辺のさと」でミソハギが見頃、ガガブタも人気

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園の「水辺のさと」は、水辺の植物や生物たちを大切に守る保全区です。こちらの「水生生物展示池」のエリアでは、現在ミソハギの花が見頃を迎えています。池のほとりにピンクの雲がたなびくような光景は圧巻。ガガブタやヒメコウホネなどの、貴重な水生植物も人気です。
(写真はすべて2024年8月9日撮影)

水辺のさとがあるのは水元公園の南東部。小合溜で1960年頃に見られた水辺環境を再生するためのエリアで、「水辺のいきもの館」入口の左側に門があります。水路に架かる小さな橋を渡って門をくぐると、帽子をかぶった等身大の人形が出迎えてくれますよ。

なおこのエリアでは、自転車の乗り入れは禁止されています。開園時間は9:00~16:30月曜日は休園日(月曜日が祝日の場合は火曜日)です。訪れる際にはご注意くださいね。

水生生物展示池への小道
水生生物展示池への小道

案内板に従って小道を右に進むと、金魚展示場のすぐ隣に水生生物展示池があります。6つの池が並ぶエリアに足を運ぶと、水辺のあちこちが濃いピンク色に染まっており、息をのむほどの鮮やかさ。展示池3、展示池5、展示池6の水辺を、ミソハギの群生が彩っています。

水生生物展示池のエリア
水生生物展示池のエリア

日本各地の湿原や小川の縁などに自生するミソハギは、別名が「ボンバナ(盆花)」。お盆の頃に盛んに咲く花で、今がまさに見頃です。高さ1メートルにもなるミソハギが、展示池のあちこちで咲く様子は迫力です。

ピンクの雲のような眺め
ピンクの雲のような眺め

茎の先端で穂になって咲くマゼンタピンクの花には、チョウやハチが蜜を吸いに集まってきます。びっしりと咲く鮮やかな花に、たびたびやってくるアゲハチョウが絵になっていました。

ミソハギに止まるアゲハチョウ
ミソハギに止まるアゲハチョウ

希少な水生植物を保護するこのエリアでは、準絶滅危惧種のガガブタや、絶滅危惧種のヒメコウホネも咲いています。展示池1の横の、大きな桶の中で咲くガガブタは、白いふわふわした花びらが可憐。真上から花を見られるため、スマホを持った人々が次々に訪れては、写真を撮っていましたよ。

ガガブタが咲く大きな桶
ガガブタが咲く大きな桶

フリンジのような白い花が繊細
フリンジのような白い花が繊細

展示池5に咲くヒメコウホネも、カメラを持った人々に人気です。水の中から茎を伸ばして咲く明るい黄色の花は、棒付きのキャンディのような愛らしさ。和みます。

展示池5のヒメコウホネ
展示池5のヒメコウホネ

水辺を美しく染めるミソハギの群生や、ガガブタやヒメコウホネなどの貴重な水生植物を見に、水元公園の水辺のさとへ足を運んでみてくださいね。水鏡に姿を映す花々が涼しげです。

名称: 都立水元公園「水辺のさと」(保全区)
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 9:00~16:30(入場は16:00まで)
休園日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から京成バス(金63)で「水産試験場跡」下車 徒歩約3分(土・日・祝のみ運行)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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