エンジェルスは2試合続けて野手がマウンドに上がる。フィリップスの連投ではなく…
ロサンゼルス・エンジェルスは、4月30日から5月5日まで5連勝を記録した後、2試合続けて大敗を喫した。それぞれのスコアは、1対10と8対16だ。
どちらの試合も、エンジェルスで最後にマウンドに上がったのは、野手だった。5月6日は、外野手のブレット・フィリップスが9回表の2死満塁から登板。その翌日の7日は、一塁手のジェイク・ラムが9回表の頭から1イニングを投げた。
フィリップスは通算5登板目、ラムは初登板だ。経験値からすると、フィリップスが連投してもおかしくなかった。だが、5月7日の試合で、フィリップスはマイク・トラウトと交代し、8回表からセンターの守備についた。そこから登板した場合は、外野を守る選手が足りなくなる。
他のチームでは、つい最近、同じ野手が2試合続けて登板している。内野手のコーディ・クレメンス(フィラデルフィア・フィリーズ)は、5月1日と2日に連投した。
フィリーズが5月3日にリリースしたゲーム・インフォメーション(ゲーム・ノーツ)によると、1961年以降の「エクスパンション・エラ」において、チームの連続する試合に登板した野手は、2022年のルイス・ゴンザレス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)とハンサー・アルベルト(当時ロサンゼルス・ドジャース/現シカゴ・ホワイトソックス)に続き、クレメンスが3人目だという。
それぞれの連投は、外野手のゴンザレスが5月22日~23日、内野手のアルベルトは8月23日~24日と9月2日~3日の2度だ。
なお、クレメンスの父、ロジャー・クレメンスは、レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせ、744試合に登板した。そのなかに、中0日の登板は一度もなかった。