最新さくら開花予想 全国トップは東京の18日! 「さくら前線北上」表現はもう古い?
14日(月)は暖かいというより、ひなたでは少し暑いと感じられた方も少なくないと思います。東京は24.1度まであがり、5月下旬並みの陽気となりました。
この暖かさで、写真にあるように東京の標本木である靖国神社のさくらも、つぼみがふっくらとしてきました。
全国トップ開花予想は、東京の3月18日
今年のさくら開花は、平年より早めのところが多い見込みです。全国で一番早く咲く予想は、東京で、3月18日となっています。
この冬は、前半は寒気の流れ込みが弱くなりましたが、半ば以降は寒くなりました。このため、休眠打破はほぼ平年並みになったようです。
花芽の成長に必要な気温は、2月までは低めでしたが、3月は平年より高く、この先も暖かい予想なので、開花は平年より早めの所が多くなりそうです。
つまり、冬の寒さと春の暖かさにメリハリがある方がより早く咲きます。
「さくら前線北上」という表現はもう古い?
私が小さい頃は、さくら前線といえば、南から北上するのが普通でした。
ただ、今は、前線が北上するパターンもありますが、バラバラに咲くことが多くなっています(ただし、北日本は北上パターン)。これは温暖化の影響もあって、休眠打破がうまくいかず、暖かい地域が早く咲くというわけではないからです。さくら前線北上という言葉は、いまのさくらの咲き方には合わない表現なのかもしれません。今年は、東京がトップ予想、次は福岡、熊本、宮崎と続きます。
ちなみに過去、全国で一番早く咲いた地点と回数を調べると以下のようになります。
1位は高知、東京は4位ですが、ことし、東京がトップで咲くと、3位にランクアップします。昔は、東京が一番はじめに咲くとびっくりしたものですが、今はもう普通のことになりつつあります。