「副腎が悪くなる」と花粉症が悪化する?-副腎と花粉症の意外な関係とは!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「副腎」と「花粉症」の関係について解説していきます。
今回の目次
- 副腎ってどんな臓器?
- 副腎が悪くなると花粉症が悪化する?
- 副腎が悪くなるのはなんで?
- 副腎を労わり快適な生活習慣を
- 最後に
【1】副腎ってどんな臓器?
副腎は、腎臓の上にある小さな三角形のような形をした臓器です。
様々なホルモンを分泌しています。
なかでも「コルチゾール」は生命の維持に大切なホルモンで、下のような作用があります。
- 血圧を上げる
- 血糖値を上げる
- 炎症を抑える(抗炎症作用)
- 骨の代謝の調節など
【2】副腎が悪くなると花粉症が悪化する?
花粉症は「アレルギー性鼻炎」の1つで、鼻の粘膜が炎症を起こしています。
花粉症では、花粉に対して免疫が過剰に反応することで、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が起こります。
そして、副腎から分泌されるコルチゾールは、炎症を抑える作用(抗炎症作用)があります。
だからこそ、副腎が悪くなることで、コルチゾールの分泌が低下し、炎症を抑えることができず、花粉症が悪化するということが考えられます。
このように副腎は免疫機能の調節にも重要な臓器です。
【3】副腎が悪くなるのはなんで?
副腎の働きが悪くなる原因は様々ですが「ストレス」も大きく関わっています。
というのも、副腎から分泌されるホルモンは「ストレス」によって分泌が促進されます。
そのため、ストレスが長期的に続くと、副腎がやがて疲弊してしまうことがあります。
このような状態を「副腎疲労」とよばれていて、ホルモン分泌が低下してしまいます。
【4】副腎を労わり快適な生活習慣を
前述したように、副腎によってストレスが大敵なためストレス解消を心がけましょう。
また、コルチゾールは朝に分泌が増えるという特徴もあるので、生活リズムを整えることも重要です。
他にも「低血糖(栄養が不足している状態)」や「睡眠不足」も、体にとってはストレスなので、バランスよく食事や睡眠をとることも心がけることが大切です。
【5】最後に
今の時期(執筆時期2024/3/4)は、花粉症に悩まされている方も多いでしょう。
症状が重い場合は、医療機関への受診をお勧めしますが、内臓機能も重要であるというのも、1つのポイントですね。
最後までご覧頂きありがとうございました!