【ミニ盆栽】食べる銀杏を植えて小さなイチョウの木を育てよう!
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
銀杏はイチョウの種。
頭ではわかっていても、スーパーの食料品売り場で買うと食べる以外の用途には使わないものです。
銀杏は発芽率が高く、買った銀杏でもまけばちゃんと発芽して小さなイチョウになります。
盆栽にもよく使われるイチョウは、地植えにすると大きくなってしまいますが、鉢やプランターバッグで管理すると小さく育ちます。
種から育てた木にはとても愛着がわきます。
銀杏を植えて発芽させ、小さなイチョウの木を盆栽感覚で楽しんでみましょう。
私の銀杏から育てたイチョウ
これは私が銀杏から育てたイチョウです。
15年くらいになりますが、意識して大きくしないようにしているので3年目くらいから同じ大きさのままです。
枝に針金をかけて曲げると盆栽っぽくなるのですが、なんとなくかわいそうでやっていません。
初冬にはちゃんと葉が黄色くなります。
クリスマスにはサンタクロースのオーナメントをつるします。
買った銀杏を植える場合
種としての銀杏には、道の駅や産直で売っている今年の秋の新銀杏を使うのが一番簡単です。
スーパーで買う場合、輸入品の銀杏は発芽抑制処理されている場合があります。
出来れば国産の、生産者さんが直接納品しておられるようなものを使って下さい。
拾った銀杏を植える場合
落ちている銀杏ももちろん種として使えます。
イチョウの木は雌雄異体で雌木にしか実がなりません。
イチョウの雌木を見つけ、ぜひ銀杏を拾っておいて下さい。
少し面倒なのですが、銀杏の周りのあの臭いブヨブヨした部分を水でふやかして取り除く必要があります。
人によってはこの臭い部分に酷くカブレる場合があります。
取り除く作業には必ず使い捨て手袋をして下さい。
銀杏には雌雄の区別がある
イチョウには雄木と雌木があると先ほど書きました。
それはもう銀杏のときから決まっています。
雄木に育つ銀杏と雌木に育つ銀杏があるのです。
雌木に育つ銀杏は貴重で、1kg入りの銀杏を買っても入っているのはほんの数個。
全く入っていない時もあります。
銀杏の雌雄の違いは一目でわかります。
雌の銀杏は筋が3本入っていて、雄の銀杏より厚みがある。
見つけることができればとてもラッキーだと思います。
銀杏は殻のまま土に植える
銀杏を植える時、料理のついでについペンチで割ってしまいたくなると思います。
でもそれはダメ。
銀杏は殻のまま種として使います。
樹木は一般的に発芽に時間がかかり、銀杏も秋に植えても発芽するのは春です。
殻の中でゆっくりイチョウが目を覚まし、4月から5月にかけて芽を出します。
花や野菜の種まきに慣れているとじれったく思ってしまうかも。
銀杏の殻はイチョウを守る役割もあります。
割って緑の実を出さず、そのまま土に埋めて下さい。
堅い銀杏にはおろし金を使う
とはいえ銀杏の殻は堅い。
発芽を確実にするために殻の先端をカッターナイフで切り落とし、穴を開ける方もおられます。
でもこれは結構危険。
丸くて小さく堅い銀杏に、中の実を傷つけず穴を開けることは難しく、私は絶対にお勧めしません。
発芽をより確実にしたい時には、銀杏の端の尖っている方、触るとチクッとする方をおろし金で数回擦って下さい。
傷をつけるだけで殻はふやけて破れやすくなります。
私はずっとこの方法で発芽させています。
ポリポットと使い古しの土でかまわない
とりあえず発芽させるのが目標なので、植える容器はポリポット、土は使い古しの土で充分です。
埋める向きも適当でかまいません、土に押し込んでまた上に2cm程度土を被せて下さい。
銀杏は適当に花壇の隅に植えておいても発芽します。
ただ地植えで発芽させた場合、早めに掘り上げて鉢やプランターバッグに移して下さい。
うっかりそのままにしてしまうと根が深く潜ってしまい、掘り上げるのがたいへんになります。
地上に何もなくても水やりを忘れないで!
雑に植えても発芽する銀杏ですが、忘れてはいけないのが水やりです。
銀杏はまずは地中で根を出します。
でも地上には何もない状態が続くので、水やりを忘れてしまいがちなのです。
地上に何もなくても、ポリポットの土は乾かさないようにして下さい。
表面の土が乾いたら、下の穴から水が出るくらいにたっぷりと水をやって下さい。
私は水やりを忘れそうなポリポットは上の写真のような場所で管理しています。
これなら水やり忘れないですよ!
本格的な盆栽には手間と技術が必要
銀杏は春に小さなイチョウになります。
イチョウに合わせて小さな盆栽鉢で管理し、盆栽気分を味わいたくなります。
でもがこれがせっかくのイチョウを枯らしてしまう原因になりかねません。
イチョウは驚くような小さな盆栽鉢でも育ちます。
ただ盆栽には一日数回の水やりなど、大変な手間がかけられているのです。
発芽後はどんどん気温が上がっていく夏がやってきます。
若木は生長著しいので、水が切れるとすぐに枯れてしまいます。
水やりと管理が心配なら、ある程度の大きさの鉢(5~6号程度)やプランターバッグに植え替えましょう。
イチョウは2~3年育ててからでも枝を減らしたり、根を切り込んだりすることで。コンパクトにすることができます。
いきなり盆栽鉢に植え替えて枯らしてしまうことのないように気をつけましょう。
園芸に関するいろいろのBlogです growfood365のHP ⇒ growfood365.net
私の家庭菜園の様子を解説付きでUPしているInstagram ⇒ growfood365
今日やったことをUPしている Twitter ⇒ growfood365
YouTubeもやってます!⇒ growfood365