【札幌市厚別区】10月1日まで開催の「北の縄文世界と国宝」。ラストウィークに再び行ってきました。
北海道博物館で開催している特別展『北の縄文世界と国宝』ですが、開催期間が10月1日まで。今度の日曜日までになりました。
北海道博物館ですが、前回来た時には、手前のタイルの工事をしていましたが、建物に足場がかかっていました。特別展の入館料は1600円ですが、私は今回2度目の来館だったので、半券持参だったらリピート割で200円引きです。北海道新聞のぶんぶんクラブの会員証提示でも同じく200円引きなので、ぶんぶんクラブの会員証提示で入館することにしました。
国宝の土偶は、今現在、世の中に5体いるということですが、今週は、函館の中空土偶(愛称:カックウ 9月30日まで)と、長野県の縄文のヴィーナス(10月1日まで)が実物展示されています。実物展示されていない時にはレプリカが展示されています。特別展としては1度見ているので、知識をさらに深めようと、今回は音声ガイドを700円で借りて鑑賞することにしました。
写真撮影は、ほとんどの資料はOKなのですが、映像資料と長野県の縄文のヴィーナスは撮影NGでした。なので、中二階の休憩ラウンジ入口にある縄文のヴィーナスと中空土偶のツーショットパネルがあったので、こちらをパチリ。
本当は、我が家の玄関に飾ってある縄文のヴィーナスと一緒に写真を撮りたかったのですが、実現できませんでした。
できれば実物のものが見たいと思ってしまうのですが、実物とレプリカというのは、どのくらい違うものなのか。函館の中空土偶(愛称:カックウ)で見比べて見ることにしました。
上の写真のうちの1体は、北海道立埋蔵文化財センターにあるレプリカです。特別展『北の縄文世界と国宝』を見に行く前に、北海道博物館から車で5分ほどのところにある北海道立埋蔵文化財センターにも行って縄文時代の勉強をしてきましたが、北海道立埋蔵文化財センターにある函館の中空土偶(愛称:カックウ)は、レプリカといってもただのレプリカではなく、実物に錫箔を貼って型取りで作られた貴重なレプリカとのこと。
もう1体のレプリカは、北海道博物館の総合展示室1階の第1テーマ北海道120万年物語のゾーンで展示されていました。このように3体を見比べて見ると、ほとんど変わらないかと。しいてあげるなら、レプリカのほうが文様などがくっきりしているように感じました。あとは、やはり実物という響きが素敵ですよね。
ところで、なんでカックウと呼ばれているのかというと、函館と合併前の南茅部町で発見されたということで、南茅部町の「茅」と、中空土偶の「空」を合わせて、「茅空(カックウ)」という愛称のようなのです。
さきほどの写真の中では、一番左が実物でした。真ん中が北海道立埋蔵文化財センターのレプリカで、右が北海道博物館のレプリカです。このように札幌にいながらにして実物との見比べができるのは、今週末までです。写真は、光の加減などで色が違うので、ぜひ、自分の目で見ていただけたらと思います。
北海道博物館 第9回特別展「北の縄文世界と国宝」
10月1日(日)まで
入場料金 一般当日1600円(ぶんぶんクラブの会員証提示で200円引き)
開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分)
札幌市厚別区小野幌53-2
電話番号 011-898-0466