くさぶえ、ふじやと、せきれい、ささぶね、ゆうばえ。

日本の原風景を彷彿とさせるこれらの美しい単語は、都筑区の緑道に付けられた名前です。

すっかり春の陽気に包まれた3月22日、「せきれいのみち」を歩いてみました。

緑道「せきれいのみち」

都筑区の茅ケ崎公園からせせらぎ公園、東部早渕公園へと延びる緑道「せきれいのみち」。

「せきれい」とは鳥の名前で、水辺に住みつく習性があるといいます。

まさに、せきれいが好みそうな小川や池を有する仲町台のせせらぎ公園。今回は茅ヶ崎公園からせせらぎ公園までの間をクローズアップします。

茅ケ崎公園からスタート。春を見つけるお散歩へ

茅ヶ崎公園から歩道橋「美四季橋」を渡ったところに、見事な桜の木が！

花と一緒に新葉も出ているので、「オオシマザクラ」の可能性があると見受けられました。

枝振りが良く、歩道上をアーチ状に覆っています。まさに今が満開。

行き交う人たちから思わず、わぁ〜っ！と感嘆の声が溢れます。

こぼれんばかりに花を湛えて、風ではらはらと花びらが舞って、刹那的な美しい風景に出会うことができました。

さらに、せきれいのみちを仲町台方面に進むと、また違った種類の桜が。

この時期に花を咲かせる濃いピンク色の桜は「陽光桜」でしょうか。

他にも緑道では、野草から植え込みの花まで、さまざまな植物が目を楽しませてくれます。

せせらぎ公園の水辺では、カルガモを間近に見ることができました。

３月22日現在、せせらぎ公園池周りの桜(ソメイヨシノ)は、7分咲くらいの印象です。

1日、1日と少しずつ変化する景色、毎日お散歩しても毎回違った発見がありますね。

今週半ばからしばらく雨が降る予報ですが、雨を受けて変化する自然もまた楽しみです。

春を見つけに、都筑の緑道散歩に繰り出してみてくださいね。