横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

うどん・ラーメン・パスタ・・・小麦粉を練って作り上げた「麺」には、いろいろな種類がありますよね。

その製麺方法も、切る・手で延ばす・穴から押し出す、と種々さまざま。

そんな、いろいろな麺料理が世界中にある中で、今回紹介するのはこちら。

横浜市中区、伊勢佐木モールにある「国壱麺 中国蘭州牛肉ラーメン 関内店」さん（以下「国壱麺」さん）です。

店内はカウンター席とテーブル席が揃っていて、なかなか広くて清潔感もあります。

店外の券売機で食券を買い、奥の厨房に出して麺の太さや、麻辣の有る・無しを指定すると、番号札を渡されて番号で呼ばれるシステム。

このお店は、注文に応じて麺職人さんがビタン！バタン！と華麗に引き伸ばしてくださる麺が、実に絶品で家族で通っています。

その麺は極細麺・細麺・中太麺・太麺・極太麺・三角麺・ニラの葉麺・細帯麺・スーパー太帯麺と９種類。

三角麺は断面が三角形でプリッとした食感であり、ニラの葉麺はニラが入っているわけではなくニラの葉のような形状の平打ち麺です。

今回は特に幅広くてモッチリな「ビャンビャン麺」をいただきにやって参りました。

◆蘭州水餃セット（１５５０円）

◆スーパー太帯麺（０円）

◆香菜（１８０円）

食券を渡し、まずは香菜（パクチー）とセットの水餃子、昆布の炒め物が登場。

家族が頼んだ「紅焼牛バラ角煮丼」（ハーフ）も添えられていますね。

付け合わせにコンブの炒め物ですが、量がたっぷりなので食べ応えは充分。

細く切ってあって、これがすでに麺のようです。

優しい醤油味の味付けに、シャキッシャキッとした食感。

コンブなのでカロリーも低く、これはヘルシーなおかずですねぇ。

水餃子は５つやって来ましたが、もちろん手作り。

ひとつひとつがプリッとしたモッチリな皮で、食べ応えも充分です。

中のアンはしっかりと肉の旨味を閉じ込めたもので、できるならば一口でパクッと食べていただきたい。

お口の中に肉汁がジャバッと出るので、肉汁を一滴も無駄にしないように食べるのがコツです。

本場中国では焼き餃子を食べる習慣はほとんどなく、水餃子が基本というところもポイントです。

ついでですが、家族が注文した「紅焼牛バラ角煮丼」（ハーフ）もオススメ。

これは「蘭州満腹セット」（１５２０円）などについて来ますが、しっかり味付けの軟らか牛バラと、タレの染みたご飯がたまらなく美味しいですねぇ。

さて、目の前で職人さんが麺打ちを開始しました。

その所要時間はほんの十数秒なので、まさに熟練の早技です。

大きな小麦粉の生地を器用に、かつ力強く引き延ばし、アッという間に麺に仕上げてしまう工程は見ておいて損はないエンターテインメント。

やってきました、「蘭州牛肉拉麺」のスーパー太帯麺バージョン。

「蘭州牛肉麺」はイスラム教徒の多い地域で、豚肉ではなく牛肉で出汁をとった拉麺。

大根などの色とりどりな野菜、しっかり麻辣、もっちり手打ち麺が美味しい渾身の一杯です。

スープは前述の通り、丼の底が見えるのではないかという程のクリアなスープ。

しかし、薄味ではなくしっかりと効いた牛骨の出汁に、バシッとパワフルな麻辣が良いアクセントです。

麺は、ビャンビャン麺というタイプで「すする」というよりは「かぶりつく」麺。

ワンタンの皮のようにも見えてしまう、厚みがあるのでモッチリとした食感です。

重さがズッシリとあるので、箸で持ち上げる時に気をつけないとビタンと落ちて汁を飛ばすので気をつけましょう。

厨房の前、箸や取り皿が置いてあるところにハサミもあるので、そのハサミを使って食べやすい大きさに切るのもよいでしょう。

しかし、個人的にはやはりこのブ厚くモッチリとした麺に、ガブッとかぶりつく瞬間が何よりも尊いです。

具材には牛肉と、大根などの根菜がしっかり入っています。

牛肉はしっかりとしていますが、噛むとお口の中でホロッと崩れる絶妙な軟らかさ。

スープをたっぷり吸って、牛肉本来の美味しさも加わって、これはいくらでも食べられてしまう美味しい牛肉ですねぇ。

◆◇◆後記◆◇◆

中国の食文化は実に奥が深く、地方によって主食が小麦だったり米だったり、麺（小麦の麺）だったり粉（米の麺）だったりご飯だったり、肉もいろいろな種類の肉を無駄なく使います。

今回紹介したのは戒律に厳しいイスラム教徒の方々が食べる麺料理。

中国にもイスラム教徒の方々が住んでいらっしゃる、という事も意外性がありますが、食文化も独自なものがあって楽しいなと思います。

いつものラーメンと焼きギョーザもいいけれど、たまにはちょっと変わったセットを食べてみたい。

そんな時、「国壱麺 中国蘭州牛肉ラーメン 関内店」さんはオススメです！

お試しを！