【押入れ収納のコツ】「奥行きがある収納」で整理収納アドバイザーがやらないこと3選
押し入れや奥行きがあるクローゼットなどは、一般的なクローゼットに比べ難易度が高いと感じる人が多いよう。
しかし、シンプルに考えればじつはそんなに難しくはないんです。どう工夫するかばかりに囚われがちですが、「やらないこと」を実践していく方が近道となるでしょう。
この記事では整理収納アドバイザーのシンプリストが、解説していきます。
1.「押し込み部屋」にしない
まずは、根本的な問題から。奥行きがある収納で雪崩が起きそうなレベルにある人は、「押し込み部屋」として考えている人が多いです。必要のない物なはずなのに、「何となく捨てにくいから」という理由で収納量の多い押入れやクローゼットにパズルのように押し込んでいませんか?
必要な物と不要な物が混在していることこそが、一番の使いにくさの原因です。まずは、要不要を見極め、逃げ場をつくらないことから意識改革をしてみましょう。
2.月1以下で使うものを奥の方に収納しない
布団などを入れる場合を除いて、「奥行きがある収納」は奥と手前で考えてあげることがポイントです。そして、頻度が低い物(月1以下で使うもの)は奥の方に収納しないように注意してください。
奥の方に収納するものは、「季節の飾り物」や「季節外の洋服」、「防災備蓄」などがおすすめです。このときも、あくまでも必要なものに絞って厳選してください。
3.複数のカテゴリを混在させない
なるべく複数のカテゴリを混在させてはいけません。特に奥の方に入れたものは忘れる可能性が高いので、基本的に1カテゴリまで。
「防災備蓄」であれば、思い切って「防災備蓄」だけしか置かないようにしておくと、防災備蓄倉庫がなくても困らないほどの量を保管することができます。
これなら、1週間分の水やトイレキットなども保管でき、「収納スペースがないから準備できない」ということもありません。
「奥行きがある収納」は引き算がカギ
この3つをやめれば、奥行きがあっても収納はとてもカンタンです。必要な物を、前後に分けて3カテゴリ内に収納すればよいだけですから。収納で悩んだときは、たいてい工夫やワザを詰め込みすぎていることが考えられます。
「奥行きのある収納」は気合を入れて使いこなそうとせず、引き算していくことがだいじです。
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