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まだ間に合う!全国旅行支援を使って「ソロ温泉」に出かけよう

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉ライターの高橋一喜です。これまで3700超の温泉をめぐってきた経験から、温泉の魅力をお伝えしていきたい。

12月27日までは最大1万1000円補助

1人1泊最大1万1000円が補助される「全国旅行支援」は、2022年12月27日宿泊分まで適用される。自治体や旅館などによってはすでに枠が埋まってしまったところもあるが、まだ受け付けているところも多い。

また、2023年の年明け以降も、割引率は現在の制度より引き下げられるものの、継続されることが決まった(旅行商品は1人1泊5000円、宿泊のみは3000円が上限。クーポン券は、平日が2000円、休日が1000円)。

今から旅行の予定を立てても、まだ十分に間に合うのだ。

思い立ったら「ソロ温泉」

そこで、おすすめしたいのが「ソロ温泉」。要は、ひとりで温泉に出かける旅である。

「ソロ温泉」の魅力のひとつは「自由」であること。いつ行くのも自由、どこへ行くのも自由、何をするにも自由だ。

家族や仲間と出かける旅行とは違って、ソロ温泉は思い立ったらすぐに温泉宿の予約をして、旅に出ることができる。期限や予算が決まっている「全国旅行支援」はある意味、早い者勝ち。特に年内に同制度を利用するなら、ソロであるほうが何かと都合がよい。

予定も行き先も他人に合わせる必要がないソロ温泉なら、自分でプランを立てて温泉に出かけられる。「今から温泉に行こう」と気分に任せて出発することだってできる。

1~2時間で温泉地へ

ひとりだから今日明日の急な旅にも出かけられる。たとえば、仕事や人間関係でしんどいことがあった日の夜、「そうだ、明日温泉へ行こう」と思い立つのも自由だ。

仕事が早めに終わった午後に、電車に飛び乗ったっていい。大まかな行き先だけを決めて、移動中の車内で宿を探す。旅行サイトで検索すれば、当日宿泊OKの宿は難なく見つかる。

東京に住んでいれば、とりあえず新幹線や特急列車に乗り込んでしまえば、温泉地まで運んでもらえる。湯河原(神奈川県)や熱海(静岡県)、箱根(神奈川県)、鬼怒川(栃木県)など有名な温泉地も1~2時間ほどの移動で到着する。

ひとり旅だから「縛られない」

人は「自由」という言葉が好きだ。誰もが自由であることを望んでいる。だが、現実はどうだろう。

日常では決められた枠の中で生きなければいけない。会社勤めであれば、基本的に出社時間も退社時間も決まっている。その時刻に合わせて通勤しなければならない。休日も決められている。

そんな窮屈な日常を送っているからこそ、旅行くらいは縛られたくない。自由でいたい。誰かに合わせて旅に出かければ、さまざまな制約に縛られてしまう。

日々の仕事や人間関係に疲れ切っているビジネスパーソンや、感染対策やテレワークなどのストレスで余裕をなくしている人こそ、全国旅行支援を活用してソロ温泉を実践してみてほしい。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3700超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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