停電などの災害時にペットに快適に過ごしてもらうには
9日に関東地方を通過した大型の台風15号の影響により、千葉県を中心に広い範囲で停電になりました。そして断水になっている地域あります。体調を崩している人間も多く、犬や猫も同様です。人間と違って、彼らは 汗腺がないので体温調節が難しいです。エアコンが動かないので、息づかいがいつもより早かったら、熱中症になっている可能性もあります。
暑い時期に、停電になった場合のペットへの対応方法を。
停電になったら
・タオルやバスタオルを濡らして、体を包んであげましょう。
タオルで覆う場所は、耳介、鼠蹊部、首などです。ここだと大きな血管が皮膚の近くを通っているので効率よく体温を下げることが出きます。
・家の中は、窓などを開けて、風通しをよくしましょう。
防犯に気をつけながら、2カ所以上は窓を開けて、風が通るように。
・玄関のタイルがある冷たい場所に移動させてあげる。
・車に移動出来る場合は、エアコンをつけて涼しくしてあげましよう。
一日中、車に移動出来なくも、昼間の暑い時間帯だけでも、効果があります。
自宅から移動する場合
・犬や猫と一緒に避難出来る避難所に行きましょう。
全ての避難所が、ペット同伴ではないので、役所に問い合わせをしてから、連れていきましょう。
・停電していない地域に住んでいる知人に犬や猫を預ける。
飼い主も一緒に、知人宅に避難するのがベストかもしれませんが、自宅を守る、仕事などの理由から行けない場合は、ペットだけ預かってもらうというのもいいですね。
・停電していない地域のペットホテルに預ける。
災害のときに困らないために
災害は、突然にやってきます。愛するペットがいざというときに、困らないように、日ごろから以下のものを用意しておくと、心強いです。
・暑い時期に備えて、冷却用の服や敷物を常備しておく。
・ペットボトルの水を10日分以上
彼らは、1日に1キロで50mlの水がいります。5キロの犬なら1日250ml。それの10日分なので、2500mlの水は必要。1000mlのペットボドルで2本半ですね。このように計算して、犬や猫の水の確保をしてあげてくださいね。飲み水以外にも体を冷やすために使うので、多めに常備しましょう。
・ペットフードを10日分以上。
災害時に備えて、ドライフードを常備しておくのがいいです。
・薬などは10日分以上
薬の名前や単位を普段からかかりつけ医で書いてもらい常備しましょう。
・ケージに入れって大丈夫なように、日頃から訓練しておく。
避難所では、犬や猫のアレルギーの人がいるので、放し飼いというわけには、いきません。普段からゲージに入れてもストレスがないようにしておきしょう。
・狂犬病、混合ワクチンの証明書
避難所に、多くの犬や猫が集まるので、伝染病が発生しないように、狂犬病、混合ワクチンを打っておきましょう。
・リード
避難所でストレスにならないように、リードをつけて散歩をしてあげましょう。
・敷物
家族のニオイがついた敷物だとペットは安心します。
・ペットの首輪に鑑札と狂犬病予防注射済票や迷子札
災害時に、飼い主と放れることもあるので、つけておくと、迷子になりにくいです。
・マイクロチップを装着
カラダに埋め込むので、災害時に鑑札のように紛失することはありません。専用の読み取り機で、飼い主が特定できます。
・キャリーケース
移動のときにあると便利です。
・トイレ用シーツ
室内で排泄させるとき、それで促すことができます。
・汚物入れ用に、ビニール袋
電気が回復したら
・水分不足だった場合は、腎臓が悪くなっているかもしれません。かかりつけ医に健康診断にいきましよう。(歯周病を持っている子は、水を飲まないことが多く、注意が必要です。)
・避難所にいた猫や犬は、ナーバスになっている可能性もあるので、スキンシップの時間を長くもってあげてください。
まとめ
大切な家族である犬や猫を守れるのは、飼い主だけです。日ごろから、災害対策をしておこくことが大切です。まさに備えあれば、憂いないですね。