【東京都台東区】湯島「カレーclover」の「身体にやさしいカレー」は本当に優しく心身を包む味わい。
今回は湯島駅から程近いカレー屋さん「カレー Clover」を紹介いたします。こぢんまりとした室内で穏やか&可愛いインテリアに囲まれながら、独特な食感&風味で元気になれる「身体にやさしいカレー」を味わえる、隠れた名店です。
◆小さな入り口から階段を上がった先にある、小さく可愛いお店
「カレー clover」は湯島駅から歩いてすぐの、住宅街のなかにひっそりとある隠れ家的なお店。外見は控えめながら、入ってみるとコンパクトで可愛らしさのある内装となっています。
細長い建物の2階にあり、外部にその所在をしめすのは1F入り口の看板だけです。
油を控えめに、化学調味料を一切使わず、お米やスパイス、具材にこだわった「身体にやさしいカレー」が名物だそうで、どんな味かワクワクしますね。
階段を上がった先の店内はとてもコンパクトで、レイアウトはカウンター4席と、4名テーブルが2つ、2名テーブルが1つ。
小さな空間に白い漆喰の壁面や木質の天井・床が温かい印象で、ヨーロッパの田舎町を思わせる暖かで静かな雰囲気です。
壁面やカウンター上のあちこちにある小物や飾りも可愛らしく、見ていると気分が落ち着きます。にぎやか過ぎる場所を避けたい方にとっては、ここでゆっくり休む時間が持てそうです。
カウンター上にある「インドコーヒー」なるものも気になる一品。食後に頼んでみましょう。
◆ランチはシンプル、ディナーはバラエティ豊かなメニュー
「カレーclover」のメニューはランチメニューとディナーメニューが用意されています。昼はシンプルにカレーがメイン、夜はおつまみ系やドリンクのメニューが多めで夜飲み需要にも対応しています。
ランチのカレーは「くろーばーカレー」と「キーマカレー」の2種類が基本となっており、一番高い数量限定のカレーでも1100円という比較的良心的な価格設定です。
夜はおつまみや一品料理のほか、アルコール類がかなり充実しています。
セットメニューもあるので、ちょっとしたパーティー利用もできそうです。
◆サラサラ&穏やかながら身体に優しく馴染むカレー
今回は数量限定の「チキンカツレツとフライドエッグのくろーばーカレー(1,100円)」を注文。他店ではあまり見ないタイプの食感と味ながら、スパイスが身体にじんわり優しく染み込む感じは、「身体にやさしいカレー」という謳い文句に偽りなしです。
ライスプレート、カレールーの器、サラダ、付け合わせの4種類が一緒に出てきます。
カレールーは非常にサラサラしてトロみがほとんどなく、わずかに透明感もあって、ルーというよりカレー味のスープに近い印象です。味付けはかなりアッサリとしていますが、味わっているうちに深みを増していき、カレーに含まれる栄養素やスパイスが水分のように身体に染みていく感覚になります。
振り返ってみると、ルーに配合されているスパイスの効能を書いたプレートが。これだけの効果がカレーに溶け込んでいるとなると、特にヘロヘロになりやすい猛暑のシーズンには心身の良い手助けになってくれそうです。
ライスは固めの炊き方で、ルーとの絡み方や噛みごたえも上々。大盛り300gを頼んだものの、あっという間になくなるので、おかわり200g(200円)を追加注文しても良いでしょう。
チキンカツレツは薄く叩かれていてサクサク食感。こちらもルーがよく染み込んでくれます。
フライドエッグ=目玉焼きはハート型!さりげない可愛さが魅力ですね。
付け合わせのタマネギの漬物は、スッキリした甘味と辛味が絶妙にカレーとマッチするので、思わず取りすぎてしまうほど。
食後のインドコーヒー(400円)は注文後に豆を挽いてくれるスタイルで、カレーと同様のこだわりがうかがえます。酸味とコクが程よく、スパイスを味わった後の舌を落ち着かせてくれる一杯です。
インドコーヒーを飲みつつまったりしていると、忙しい日常を忘れるひとときが楽しめそうですね。
「カレー clover」は、昼は美味しくて身体にも良いカレーでゆったりと心豊かな時間を過ごし、夜は楽しい会話と共にお酒を楽しむ場所として、様々なシーンで訪れることができるお店と言えるでしょう。どんな時間帯に訪れるか、あなた次第です。