日本マクドナルド『モバイルオーダー』全国展開でオーダー行列がなくなる?
KNNポール神田です。
このニュースを見て、アプリを実際にダウンロードして『モバイルオーダー』をマクドナルドの店舗でトライしてきた。
なんといっても、今までのマクドナルドの店舗で…
1.座席を探し、
2.オーダーの列に並んで、商品をオーダーし、
3.精算し、
4.出来上がりを待って、
5. 席にもどってようやく食事
という流れが、『モバイルオーダー』と『テーブルデリバリー』を活用することによって…。
1. 座席を探し、
2.モバイルオーダー でオーダー、精算、テーブルナンバー
3.出来上がるまで席で待つだけ。座席に届けてくれて食事 以上!
に変化したのだ。これは新たな体験だ。今までのオーダーの行列を並んでいた時間は何だったのか?と思う。二度と、オーダーの行列には、並びたくなくなったほどだ。『モバイルオーダー』導入店と非導入店では競争力でも大いに差が出てきそうだ。
■日本マクドナルドのモバイルオーダーサイト
http://www.mcdonalds.co.jp/shop/mobileorder/
■『キャッシュレス』の次は『モバイルオーダー』の時代
中国の新興珈琲チェーンのキャッシュレスの『Luckin Coffee』などにようやく追いついた。しかも日本全国のマクドナルドで誰もが体験できるのだ。このモバイルオーダーの普及によって、マクドナルドのオーダーの人材などがかなり軽減できるのではないだろうか?
『Luckin Coffee』のように受け渡しだけという店舗も登場するのかもしれない。
キャッシュレスの次はモバイルオーダーの時代がようやくやってきた。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20190828-00140186/
すでに、ゼンショーの『すき家』なども
『モバイルオーダー』を全国導入しており、セブン&アイ・フードシステムズ の
『デニーズ』でも限定店舗の時間限定であるが、テーブルのQRコードを読み取る『モバイルオーダー』を展開している。
また、楽天は『Rakuten Ready』で、ショーケースギグでも『SelfU』で『モバイルオーダー』のサービスを提供している。ヤフーは『Yahoo!ロコ モバイルオーダー』で持ち帰り店舗での展開をおこなっている。
■店舗&顧客、双方にメリットの『モバイルオーダー』
店舗にとっても顧客にとっても双方にメリットをもたらす『モバイルオーダー』。
顧客にとっては、メニューの検討時間が増えるので客単価の向上をもたらす。列に並ばされる心理的コストが軽減するので来店頻度が上がる。何よりも店舗にとっては、注文オーダーに関する人件費が最大限に削減できるだけではなく、釣り銭などの現金を一切触らないですむこと、顧客のオーダーが直接キッチンにまで届くこと、レジでの精算処理業務などが軽減される。さらに、顧客のメニュー画面の遷移や訂正やキャンセルにより、商品構成や商品ラインナップの構成までリサーチすることができる。
LINEなどが、『ミニプログラム』や『スーパーアプリ』として、2020年の春の展開をOMO戦略で位置づけている。個々の企業別の『モバイルオーダー』が普及するのか、『スーパーアプリ』が普及するのか…2020年、最大のキャッシュレス外食市場の火蓋が切って落とされている。中小の飲食店でもキャッシュレスに踏み込み、モバイルオーダーに踏み込まないと取り残される時代がやってきたと感じる。