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かつてない機能性を搭載! “最新ファンデーション”の肌映え効果が凄い

加藤智一美容ジャーナリスト・エディター
各メーカー出典画像より筆者加工

コロナ禍で売り上げが落ち込んでいた化粧品業界ですが、行動規制の緩和とともに明るい兆しが出始めています。そのなかでも、とりわけ注目作が相次いでいるのがファンデーションです。

マスク生活が定着したことで、多くの新作ファンデーションには、マスクにつきにくい機能性である“マスクプルーフ”が搭載されているほか、マスク擦れによる肌荒れを防ぐためにスキンケア成分を採用するなど、コロナ禍という逆境がファンデーションの機能性を飛躍的に向上させた感があります。

そのため、新作はいずれも、“カバー力はもちろん、保湿効果があってつけ心地がよく、かつマスクにもつかない”と、いまだかつてないクオリティで登場しています。

3つの外的ストレスから肌を防御! メッシュ構造の粉体で異次元の軽さ

口火を切ったのが、今年の6月に発売された、イヴ・サンローラン・ボーテの「オールアワーズ リキッド」です。

オールアワーズ リキッド SPF39 ・PA+++ 全10色 各25mL ¥7,370 出典:イヴ・サンローラン・ボーテ
オールアワーズ リキッド SPF39 ・PA+++ 全10色 各25mL ¥7,370 出典:イヴ・サンローラン・ボーテ

マスクによる擦れに強い“マスクプルーフ”のほか、ウォータープルーフ、スポーツプルーフの3つのプルーフ効果によって、メイクくずれの原因を徹底的にブロック。環境ストレスへのバリア効果に優れた仕様になっています。

また、メッシュ構造の粉体が肌にのび広がることで、つけ心地の軽さを追求。しかも、少量でも充分なカバー力を得られることから“コスパがいい”と絶賛されています。

結果、ブランド史上No.1の人気を誇り、2022年内ではブランド最大のヒット作となっています。

プロが施したような”透明素肌メイク”に! 全8色で男女ともに人気

続いて取り上げるのは、9月にカネボウから発売されたクリームファンデーション、「ライブリースキン ウェア」です。

ライブリースキン ウェア SPF5~7・PA+~++ 全8色 各30g  ¥11,000 出典:カネボウインターナショナルDiv.
ライブリースキン ウェア SPF5~7・PA+~++ 全8色 各30g  ¥11,000 出典:カネボウインターナショナルDiv.

“ジェルクリーム”という独特のみずみずしいテクスチャーのなかに、水とカラーオイルが内包されていることが特長で、肌にのび広げると、テクスチャーのなかのカラーオイルがネットワーク構造になって肌に密着。

そのみずみずしい感触も相まって、素肌の色を生かした印象になるので、“プロが仕上げたような透明素肌メイク”になると話題に。ジェルクリーム状ではマスク移りは避けられないものの、それも最小限に抑えている点も高評価されています。

カネボウは今年の春にUV美容液「ヴェイル オブ デイ」がヒットしましたが、その予約を凌ぐほどの勢いと売り上げを記録しているといいます。

3万円超ながら一度使うと虜に! ファンデながら圧倒的な美肌力

3つめは、編集者や百貨店バイヤーなど、美容のプロから高い支持を受けているのが、クレ・ド・ポー ボーテのクリームファンデーション「ル・フォンドゥタンn」です。

クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタンn  SPF25・PA++  全7色 30g ¥33,000 出典:資生堂インターナショナル 
クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタンn  SPF25・PA++ 全7色 30g ¥33,000 出典:資生堂インターナショナル 

完全新作ではなく、5年ぶりのリニューアル品として8月に発売しましたが、特筆すべきは、その驚くべきスキンケア効果と“肌映え”感。

非常に優れた保湿効果から、朝から夜までファンデーションをつけていても、メイクを落とした後、肌に疲労感が残らないのはもちろん、むしろ活力ある肌になっていることに感嘆。 

また、3万円超えというインパクトのあるプライスではありますが、ほんの少量、それこそ米粒程度で、全顔をいきいきと見せてくれるというコスパの良さにも支持の声が多数。発売2か月で計画比146%の売り上げということで好調なスタートがきれています。

マスク着用時もストレスフリーなファンデーションを選んで

マスク生活が定着したなか、ファンデーションをいかにストレスなくつけ続けられるか。ヒットしている新作ファンデーションには、その“答え”が、技術として搭載されているものばかり。

マスクを着用していてもつけ心地が良く、かつ、肌あれしないように配慮された新作ファンデーションを、ぜひ肌で体感してみてください。

美容ジャーナリスト・エディター

popteen(角川春樹事務所)、ViVi(講談社)、25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

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