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【大崎市】平日二日間限定のうまい手打ちそばランチを発見!親方にこっそりおいしい食べ方も聞いてきました

ささキジ宮城県記事に特化したWebライター(涌谷町・大崎市担当)

どうも。ささキジです。

暖かい季節に突入してきましたね。

これからみなさんに言葉の魔法というやつをかけたいと思います。

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暑くなってくると、ツルツルでコシのある麺をさっぱりのつゆにつけて食べたくなりませんか?

喉ごしが良くて、爽快感が口の中で広がる…自分好みに薬味を入れながら気づくと啜ることに夢中になってしまう。

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はい。魔法終わりです。

おそらく【そば】食べたくなりましたよね?

ということで今回はそばの記事になります。

大崎市古川にある「味処さんわ」に来ました。

仕出しや会席がメインのお店。

な の で す が 

そんなお店がなにやら水曜、木曜限定で手打ち蕎麦のランチをやってるんだとか。

平日2日間限定って言葉。なんだかそそられる。さっそく店内に入っていきます。

一階はテーブル席2つ。2階は大広間になっています。

和の空間はやはり落ち着きますね。この空間で蕎麦食べれるなんて私は幸せものですよ。

味処さんわの親方【鈴木茂】さん

今回取材するにあたっていろいろなお話や美味しい蕎麦の食べ方を教えてくれました。

メニュー

※温かいそばは冬季限定です
※温かいそばは冬季限定です

仕入れ状況や日によって変わるメニューなんかもある。

おすすめは"天ぷらもりそば"とのこと。仕出しや会席がメインのお店なので、天ぷらはお手のもの。それに親方の手打ちそばがついてきます。

しかし

ささキジ:「辛味大根そばでお願いします。自分大根おろし大好きなんです。おすすめを頼まないという愚行。お許しください。」

せっかくお薦めしてもらったのに、辛味大根そばを頼む私。本当にすみません。

しかし鈴木さんは笑顔で

鈴木:「そんなそんな!全然問題ありません。辛味大根ですが先月仕入れがなかなかできなくて、ちょうど今月仕入れることができたんですよ!準備しますのでお待ちください」

と言ってくれました。なんて優しい方なんだ。

提供を待つまで、蕎麦茶を。すんごい和む。

料理が到着

辛味大根そば 1000円

見た目が美しい。薬味もいろいろな種類があって、どうやって食べようか想像するのが楽しい。しかしせっかく親方がいてくれているのでおすすめの食べ方を聞いていきたいと思います。

ささキジ:「こうするとおいしいよ!みたいな食べ方ってありますか?」

鈴木さん:「ええもちろんありますよ!個人的におすすめの食べ方を紹介しますね!」

鈴木さん:「辛味大根をそばに乗せてつゆにつけて食べてみてください。辛味大根のさわやかさをダイレクトに味わえますよ!」

なるほど

うん。めっちゃうめぇ。大根の辛味が強いから、ものすごい清涼感を感じる。

甘みよりしょっぱさが際立つつゆとの相性がすこぶるいい。そばもコシがあってすんごいおいしい。

鈴木さん:「ありがとうございます。もうひとつおすすめを紹介しますね!」

なにいいい!?唐辛子をそばに直接かけるとな?冷たいそばに唐辛子を合わせたことがないから気になる。

言われるがままに試していくささキジ

これ、すごいよ。ほんとに個人的なんだけど、わさび派から唐辛子派になったかもしれない。

引き立つってこういうことなんだなと改めて思った。

つゆもとうがらしもそばも「いえいえわたしなんて…」みたいな感じでおしとやかな感じなんだけど、3つ合わさった瞬間めちゃくちゃ主張してくる。

このインパクトは食べないと多分伝わらないと思う。

ここまでの情報を整理して思ったことがある。

辛味大根、唐辛子。どっちも乗せたら大変なことになっちゃうんじゃないの?

結果

大変なことになりました。

「うわぁー。うめぇ」って声出ちゃった。暑さが原因の食欲不振なんてこれ食べりゃ一瞬で吹き飛ぶ。

そして今回会席のときだけお出しする釜飯を特別に用意してもらいました。

こちらもいただいていきます。

あらーうまい。

しょっぱいとかの濃さじゃなくて、旨味の濃さっていうのかな。

釜の中で今か今かと機会を伺ってた旨味がじわーっと口の中にひろがんのよ。グルメライターじゃないから味を詳しく説明できないのが非常に悔しい。

濃いのに優しい味。最高の矛盾です。

締めは…

蕎麦湯で蕎麦つゆを割って飲みます。

鈴木さん:「度々失礼します。おすすめの飲み方があるのでお伝えしますね。」

でた!鈴木さんのおすすめめ!これまで2回おすすめされた食べ方が悶絶ものだったので嫌でもハードルが上がる。

いやいやいやそんな変わらないでしょ。まったく何言ってんだか。さすがのささキジでもそれは疑うよ。

まずはネギを入れないでいただく。もちろん美味しい。

その後にネギを入れていただいてみる。

………

……

あ、違うわ。

ほんとに違う。違うというかこっちの方がうまい。

これはいい。ぜひみなさんも試して欲しい。

さてこれからはそんな蕎麦大好きおじさんにいろいろお話を伺っていきます。

話を伺っていく

ささキジ:「鈴木さんはうどん派ですか?そば派ですか?」

鈴木さん:「昔はうどん派でしたね。今はそば派です」

いきなり繰り出した意味のわからない質問。自分でもなんでこれを聞いたのか今でもわかんないです。

ささキジ:「なぜ平日の二日間限定でランチを始めようと思ったんですか?」

鈴木さん:「御法事やお祝い(お食い初め等)などの会食は集まりやすい週末に行われる事が多いので平日の二日間限定にさせていただいてます。日曜日もやってほしい!とお話を頂くのですが、やはり身体は二つには出来ないので難しいんです。スタッフからは親方の身体二つに切りますか?と冗談言われたりしてます(笑)」

ささキジ:「親方いじられてるの笑う。もし切るとしたら横に切ると足だけで怖いので縦に切ってもらいたい。今までは仕出しをメインでやられてたじゃないですか?なぜ店内でのランチを始めたんですか?」

鈴木さん:「宴会の締めとして手打ち蕎麦を出した事があって、それがお客様から好評だったんです。「さんわさんは仕出し屋のイメージが強いから、ランチをやれば仕出し以外にも宴会だったり、予約での昼の会食もやってるということをいろんな方に知ってもらうキッカケが出来るんじゃない?」というアドバイスをいただいたのが始まりです」

ほうほうほう。

鈴木さんが蕎麦教室に通って初めて打った蕎麦を見せてもらった。当時は自分のお店を切り盛りしながら仕事の合間合間で通っていたんだと。なんて努力家なんだ。

鈴木さん:「初めて打った蕎麦、太さはバラバラでしたが食べてみたらすごく美味しかったんです。この時に蕎麦ってこんなにうまいんだなって感動しましたね。そこからそばを打つのが楽しくてしょうがなくなりました。」

気温や湿度によって毎回そばの仕上がりが違うんだそう。だからこそ奥が深くて面白いと鈴木さんはニコニコしながら語る。

ささキジ:「打ち込み具合が私と全然違う。確かに自分は記事書くの好きなんだけど、その時の自分の気分でブレブレの記事になる。鈴木さんはすげぇ。職人だ。かっこいい。」

鈴木さん:「個人的に思っていることなんですけど、飲食って終着点がないものだと思ってるんですね。だからこそ面白い。工夫の余地がいくらでもある。お客さまの笑顔を励みに、これからも頑張りますよ。」

料理作るの本当にすきなんだろうな。と話していてしみじみ感じました。

鈴木さんずっとニコニコは話してくれて、取材の後半はお互いの子供の話を30分くらいしてフィニッシュ。

もはや鈴木さんと一緒に飯を食いに来たくらいの勢いでラフな会話を楽しみました。

ちなみにそばは1日20食くらい仕込むとのことで、売り切れてしまった時は申し訳ございませんとのお話でした。

ぜひみんなも親方が打つうめぇそばを啜りに行ってみてください。

※調理は親方1人でされているので、混雑している際は提供までに時間がかる場合がありますのでご了承ください

店舗詳細

名称:味処さんわ

アクセス:宮城県大崎市古川三日町1丁目2−8

駐車場:あり

ランチ営業時間:水曜日、木曜日 11時30分〜14時00分

※会席の予約状況などによって平日ランチの時間変更やお休みになる場合もあるので、行く際は下記のSNSをチェックしてみてください

SNS:X(Twitter)

ホームページ:こちら

宮城県記事に特化したWebライター(涌谷町・大崎市担当)

コミュニケーション能力、謎で無駄な企画力、独特な感性をフルに駆使し宮城県に関する記事を量産していています。特に"人"に焦点を当てた取材記事がめっぽう好きです。心の中でツッコミを入れながら読むと私の記事は輝きを帯びます。現在はフリーのウェブライターと宮城のローカルメディア【ミヤキジ】を運営しています。

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