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Apple製品を購入するなら、初売りと学割どっちが安い?おすすめは?

マウスガジェットブロガー

Apple製品割引の代表格2つ

Apple社の製品、iPhoneとかMacは厳密に見ると対抗機種がない「唯一無二」のような存在です。他にはない存在感と使い勝手、高い安全性や優れたエコシステムを誰でも比較的簡単に使えるように作られています。

ゆる~い括りのパソコンとかスマートフォンといったぐらいのグループで考えるならば対抗機種がありますが、キッチリジャンルを切り分けると横に並ぶ製品がありません。

この状況には上にあげたようなメリットもあるのですが、厳密な対抗がないことで機能・性能や価格面の競争が進まないというデメリットもあります。一般の販売店での安売り対象にもなりにくく実際に手に入れる価格が高めになりがち。

そんなこともあってApple社製品を大きめの値引率で入手出来る機会は貴重です。

出典:Apple公式
出典:Apple公式

そういったセールの代表格のうち2つ、「学割」と「新春セール」のお買い得度や使い方、それぞれがマッチするユーザーなどを少し掘り下げてチェックしていこうと思います。

学割の中身

出典:Apple公式
出典:Apple公式

学割はその名の通り基本的には学生向けの割引制度です。ですが他社の学割と同様にAppleの学割でも学生以外の特定の条件を満たす人もその対象になります。「教員」、「(教員以外の一部)教育関係者」などの社会人も学割の特典を受けられるようになっています。

また、普通の社会人でもApple社が規約で認めている種類の何らかの高等教育を受けているユーザーなら学割対象になります。まあ、こちらは二足のわらじをはく学生と見ることも出来るかもしれませんしね。

このように対象になるユーザーが限定されるものの、何らかの形で教育に関わっている人はApple製品の一部の機種に対してかなりの割引を適用した形での購入が出来るようになっています。

値引率は製品により異なりますが「7%~11%」程度になっています。

学割で購入した製品は手放すときにもいくつか制約を受けはしますが(基本リセール不可)、使わない手はないぐらいにお得な制度です。

さて、そんなAppleの学割制度の適用を受けるための条件は以下の通りとなります。

  • 大学、高専、専門学校の学生
  • 上記の学校への進学が決まっている生徒
  • 大学の受験予備校に通っている学生
  • 小、中、高、大学および専門学校の教職員
  • PTAの役員

となっています。PTAの役員も含まれるのはちょっと面白いところかもしれませんね。

それと、上記の条件にマッチするお子さんをお持ちの親御さんの「代理購入」もOKです。

初売りの中身

出典:Apple公式
出典:Apple公式

こちらは一般ユーザーが対象となる、本当の意味でのセールと言えるイベントですね。

初売りは実は「値引き」ではなく、「ポイント還元」の形で「実質安くなる」パターンを採っています。還元はAppleのギフトカードで行われます。

還元額の最大値は年度により少しずつ変わりますが過去5年間は、

2020年 最大24,000円

2021年 最大18,000円

2022年 最大24,000円

2023年 最大32,000円

2024年 最大30,000円

となっていました。

恐らく還元額は、(主に)iPhoneの売れ行き、Apple社の利益の影響で変化します。スマホが行き渡って市場が飽和状態な上に、ガジェットとしての機能・性能もほぼ整ってしまいそちらの面の成長も鈍化しています。つまり、iPhoneを含むスマホが売れにくくなっています。

その影響か、ここ2年は少し還元額が多くなっているように見えます。

実際の還元額の詳細は機種と言いますか概ね価格によって違っていて、2024年の代表的機種のパターンですとこんな設定になっていました。

  • iPhone14:還元率11,000円
  • iPad Pro:還元率15,000円
  • MacBook Air 15インチ:還元率30,000円
  • Apple Watch SE:還元率6,000円
  • AirPodsPro:還元率8,000円

還元率に換算してみると、若干学割よりも低めのケースが多くなっているようです。

2025年初売りセールではどんな設定になるのか、今から楽しみですね。

それぞれのセール、オススメのユーザー

ではこの2つのセール、どちらをどう利用するのがおトクなのか、ユーザーのタイプやそれぞれのメリットなどをまとめていきます。

学割がオススメな人とメリット

まずは学割を使った方がいいユーザー、これはもちろん条件にマッチする「学生・生徒」と「教職員等」ですね。

値引率も他のセールよりも大きく、さらに時期に関係なくいつでも使える制度ですから、iPhoneやMacをいつでも「欲しいと思ったとき」、「必要になったとき」に「すぐ」購入することが出来るわけです。

各種Apple製品の購入を検討している学校関係者は、まずは学割制度を利用可能かどうか、そしてほしい製品が学割対象になっているかどうかを確認してみるといいでしょう。

デメリットになるのは割引を受けられる対象者がかなり限られることですね。これは学割である以上はどうしようもありません。

初売りが合う人とメリット

対して初売りのメリットは、もちろんどんなユーザーでも割引のメリットが受けられることに尽きるでしょう。

Apple製品が割引販売されるケースはかなり少ないので、貴重な機会になります。急ぎでデバイスを入手しなくてはいけない、と言ったパターンでなければじっくり機会を待つ価値はあると思います。

また、基本すべてのApple製品がポイント還元対象になる点もメリットと言えるでしょう。

実質の値引率は学割よりも劣りますし、利用できるタイミングがとても限られているのは大きな弱点ではあります。が、セールというのは基本そういう物ですよね。

また、厳密には値引きではなくポイント還元による「実質販売価格の引き下げ」になりますので、購入時には定価分のお金を準備しないといけない点にはちょっとご注意ください。

まとめ

冒頭でも書きましたが、iPhoneやMacを割引で購入できる機械は貴重です。しかも学割制度や初売りはApple公式の販路で入手出来る仕組みなのですから安心感も大きいですよね。

今は為替相場の影響も大きく受けて、パソコンもスマートフォンも、とにかくデジタルガジェット全般が高止まりしちゃっています。少しだけ制約がないわけではありませんが、せっかくの安く機材を購入できるタイミングは逃したくないものです。

Apple公式の学割制度、初売りなどなど、使える手段は上手に活用しておトクにガジェットを活用しましょう。

ガジェットブロガー

iPhoneの便利な使い方や、スマホ/PCに関する記事を執筆しています。

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