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「女流立葵杯」 上野愛咲美女流本因坊を破りベスト4に進んだ岩田紗絵加初段とは

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
上野愛咲美女流本因坊に勝った岩田紗絵加初段=2020年4月2日、筆者撮影。

会津病院・女流立葵杯の本戦1回戦で、優勝候補筆頭の上野愛咲美女流本因坊が姿を消しました。

勝ったのはプロ入り2年半にも満たない岩田紗絵加初段。大金星をあげた?

いやいや、そうでもないようです。

4月2日は注目対局が多かった。

対局停止になっていた依田紀基九段が「対局停止の一時停止」措置で、対局が再開され、弟弟子の趙善津九段に快勝しました。

また、棋聖戦Cリーグで栗田佳樹アマが激闘の末、望月研一八段に勝利。栗田アマの強さを実感しました。

もう一局、記者室で石田秀芳二十四世本因坊らベテラン陣が話題にしていた碁があります。

それが、上野愛咲美女流本因坊対岩田紗絵加初段の一戦でした。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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