過眠によるHSPのデメリットとは!?寝過ぎる理由は日々の…
こんにちは、精神科医しょうです。
HSP気質は寝過ぎてしまう傾向の人が多いですが、眠るのは気持ち良くてもロングスリーパー気味だと日中に居眠りしないかなどが心配ですね。
繊細な性質を持つと心と体にかかる負担が大きくなるため、睡眠過多の状態になるのは仕方ないことでもあります。
寝過ぎてしまうのが慢性的なものであると居眠り以外にも、メンタルヘルスや健康面でデメリットがあるので快眠対策による改善をおすすめしたいと思います。
当記事でぐっすり睡眠を促す方法を紹介していくので、1日の疲労を効率的に回復させ眠る時間のバランスを整えましょう。
HSPの寝過ぎは特徴の一つと言えるもの
HSP気質にとっては寝過ぎるのは、「繊細さん」が持つ特徴の一つと言えるものになります。
人が眠る目的は活動してたまった疲労を休息により取るためで、HSPの心と体には睡眠の働きを何より必要とするのです。
寝過ぎる理由は日々の疲労過多
HSP気質に属するあなたは感覚機能の全てが平均よりも鋭く、敏感すぎるがために日常生活の中で心と体の両方に疲労過多を感じているでしょう。
寝過ぎることが特徴の一つとされるのは敏感ゆえに感覚機能への刺激が常にあり、精神と肉体が大きく疲労してしまうので回復する時間がかかるからです。
感覚機能の働きが強すぎれば、ただでさえストレスを抱えやすい対人関係が苦痛に感じますし、物音や匂いなどの些細な点も気になり心の休まる暇がありません。
いつもストレスがつきまとう状況の中で生きているために、HSP気質の人は寝過ぎることで自分の心と体を維持しています。
HSPには逆に寝な過ぎる人もいる
HSP気質は寝過ぎる問題とは逆に、寝な過ぎることで睡眠不足に悩む人もいます。
繊細な性質は睡眠の働きにも大きな影響がある交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすく、バランスが悪くなるために良い眠りに入れない状態が起こる場合があります。
寝な過ぎる人は交感神経が強く働き副交感神経が鈍くなっていて、眠りの浅いレム睡眠の状態が長く深く寝ることができないのです。
ショートスリーパー気味の人も快眠対策を実行すると、ロングスリーパー気味の人と同じく眠る時間のバランスが整い疲労回復がしっかりできるようになるでしょう。
睡眠時間が長いことのデメリット
HSP気質の寝過ぎは眠りはたっぷり取れているので体に良さそうなイメージがありますが、実際のところは睡眠時間が長いと体に悪い影響が出るデメリットがあるのです。
例えば体内時計は体を活動しやすい状態にするために重要な機能ですが、過眠になるとバランスが狂ってしまい日中のやる気が出なかったり体がだるいなど感じるようになります。
寝ているときは仰向けでいる時間も長いですが、この体勢は腰に負担がかかるので寝る時間が長くなると腰を痛めやすいのです。
うつ病・認知症などの脳の病気や肥満・糖尿病などの生活習慣病は、眠っている時間が長すぎると発症するリスクが高まる可能性が指摘されています。
睡眠時間が短いことも色々なデメリットがありますが、睡眠時間が長いことも健康を害するデメリットがあるので軽視してはいけません。
HSPの寝過ぎを改善するのは快眠
快眠で眠りの質を高めれば効率的に疲労回復ができて、HSP気質の寝過ぎを段々と改善していけるはずです。
深く良く眠るためのポイントは自分の体と寝る場所の環境を整えること、少々手間がかかってもぐっすり睡眠のために頑張りましょう。
快眠するための環境作り
寝具や部屋の状態などが快眠に適する環境かも重要であり、特に過敏なHSP気質の場合は入念にチェックした方が良いです。
シーツの感触に不快感がないか、枕の高さや大きさが自分に合っているか、掛け布団が丁度良い重さか、マットレスの硬さのバランスは良いかなど見ておきましょう。
外の光が入ってくると眠りを妨げるので遮光カーテンをつける、寝室の空気が淀んでいると匂いがネックになるので換気や空気清浄機を活用するなど工夫してみてください。
横になる前の体の準備
睡眠にとっての大敵はストレスになるので、布団に体を横たえる前に心と体のリラックスをして寝やすくするための準備を行いましょう。
深呼吸しながらストレッチをする・座禅しながら瞑想したりすると、血行の促進や心の落ち着きなどの効果があるので向いています。
良い眠りに誘うアイテム
柔らかく甘い香りのするアロマオイルなどのアイテムは、寝る前に香りを楽しむとあなたを良い眠りに誘ってくれます。
脳は心地良い香りを好み匂いを感じると興奮が鎮まるので、枕元にアロマオイルなどを置いて軽く嗅いで寝る習慣をつけると良いかもしれません。
生活習慣を見直すのもおすすめ
快眠は生活習慣を見直して体の状態を整えることも良いので、あなたの生活に問題点がないか考えて該当する部分があれば改めましょう。
- 夜遅くに寝るのをやめる
- 軽い運動を習慣化する
- 栄養バランスを重視する
夜遅い時間帯に寝るとホルモンバランスに悪いですし、朝早くの日光浴は体内時計の安定に欠かせないので寝る時間を早めてみてください。
運動をしないと筋肉が発達せず血流が悪くなるので、5分だけでも軽い運動を習慣にすることをおすすめします。
人体に必要な栄養成分が足りないと睡眠の質も低下してしまうため、野菜・動物性タンパク質・炭水化物など食事の栄養バランスには注意が必要です。
以上の点を生活習慣を見直す参考にして、あなたの体は快眠しやすい状態に整えてみてください。
HSPの寝過ぎ改善で何が得られるのか
HSP気質ゆえの寝過ぎが改善されれば、睡眠時間が短縮された分だけ他に使える時間を増やすことができます。
好きな本を読んでみたり趣味を楽しむ時間に使うなど、有意義に使えばあなたの毎日も充実するでしょう。
心と体がしっかり回復するとやる気が出るようになるので、仕事なども精力的にできるなどのメリットが得られます。
まとめ
HSP気質の人に多い寝過ぎは体の健康面にも心配な点がある問題なので、今回紹介した内容を活用して快眠による改善を考えてみましょう。
快眠に必要なことは手間はかかっても難しいものではないため、効率的な体の回復も目的にして実行してみてはいかがでしょうか。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんな他人軸に悩むあなたは私のブログ(外部リンク)をチェックしてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを応援しています♪