北海道のご当地パン「ちくわパン」を食べたら想像の10倍美味しかった!
意外な組み合わせがやみつきに!大人な北海道パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは北海道・札幌。
北海道のパン旅をするときは車がないと厳しいような気がしますが、札幌市内は地下鉄が充実しているのでペーパードライバーの私でも行きやすいエリア。
市営地下鉄東西線の南郷7丁目駅、4番出口を出たらくるっと後ろを振り向き1分くらい歩いていくと、焼き立てパンの店「どんぐり」があります。どんぐりは札幌市内を中心に何店舗もあるのですが本店はコチラ。8時からオープンしています。ちなみに「どんぐり」という店名は、1983年に円山で喫茶店として創業した際に、裏山にあったどんぐりのなる木からつけたのだそう。
扉を入りすぐ左、窓際にこちらのお店の2トップが、どでんと鎮座。そう、こちらを訪問した最大の目的は、北海道のご当地パンである「ちくわパン」を頂くため。
ちくわパン、串ザンギを実食
ちくわパンをご存知ない方のために簡単に紹介すると、ちくわの穴にツナサラダをつめ、パン生地で包んで焼いたパンのこと。「おかずみたいなパンがほしい」というリクエストから生まれたという「ちくわパン」 評判が評判を呼び、いまでは北海道を代表するパンとなっているのです。北海道内外でも人気があるので、たまに都内でも遭遇することはあるのですが、やっぱり本場、それも本店の「ちくわパン」を頂きたいじゃないですか!
みじん切りされた玉葱が和えられたツナサラダが、ちくわの中に詰め込まれていて、それを優しい甘味あるパン生地で包みこみ焼き上げています。これね、パン自体が柔らかいので、食べた時に一体感があるのですよ。まぁ、これだけでも美味しいとは思うのだけれど、さらに上にマヨネーズがかかっているので、マヨラーとしては好きにならないはずがない(笑)
この組み合わせ、合うのでは?と最初に思いついた人、天才!
パン屋なのに、唐揚げが売っているの?それも人気ナンバー2って!一番人気のちくわパンの横に串ザンギ。これは買わずに帰るわけにはいかないでしょう。
北海道以外の人には「ザンギ」という言葉、馴染みが少ないと思うので説明すると…。北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼びます。「ザンギ」は一般的な鶏の唐揚と比べ味付けが濃いのが特徴で、揚げる前に鶏肉を醤油ベースの甘辛いタレに漬けこんでつくられています。
パンに挟む「ザンギだけを食べたい」というお客さんの要望から販売することになったようですが、どんぐりオリジナル特製ダレに漬け込んだザンギ、串にささっているので食べやすい!じゅわっとジューシーなのだけれど、油っこすぎず、冷めても美味しい。
今回はせっかくなので本店に伺いましたが、大通公園近くにも店舗があったりもするので、札幌に行った際には是非立ち寄り、北海道の味を堪能してみてくださいね。
どんぐり 本店
住所:札幌市白石区南郷通8丁目南1-7
電話番号:011-865-0006
営業時間:8:00~20:00
定休日:1月1日