92歳のドン・キングが売り出す9連勝中のライト級
WBC空位インターナショナル・ライト級タイトルマッチは、アントニオ・ペレスがハスキル・ローデスに判定勝してベルトを獲得した。ジャッジ3名全員が、100-88であった。
勝者は9戦全勝5KO、敗者は29勝14KO6敗1分けとなった。
ペレスは振り返った。
「最初の数ラウンドは僕が思っていた通りに進んだけど、その後、彼が少し息を吹き返したね。彼は私よりもキャリアがあるので予想通りの展開だったが、なんとか切り抜けて最終ラウンドで彼を捕まえられた。
ローデスが強いことは知っていたが、私を倒すには十分じゃなかった。彼のような選手に勝てて素晴らしい気分だ。ああいう選手を下すのは難しいからね」
アントニオ・ペレスはアンヘルと双子の兄弟で共にプロボクサーである。プエルトリコの血を引き、ペンシルベニア州出身だ。
アンヘルのアマチュア戦績は、68勝8敗。ジュニアオリンピックでは3位となり、6度ペンシルバニア州のゴールデングローブチャンピオンとなっている。
アマチュア時代に76勝8敗だったアントニオは、アンヘルよりもパンチがあるとされている。アントニオはジュニアオリンピックで2度優勝し、プロ転向前は、全米ランキング1位だった。
2人のペレスはアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントが力を入れて売り出していたが、今回はドン・キングの興行に出場した。悪徳プロモーターとして名を馳せる92歳は、今後もペレスを扱っていくのか。あるいは、ペレスが他のプロモーターと契約を結ぶのか。
見応えのある135パウンドの選手だ。