降れば大雨、晴れれば猛暑…"短期集中型"の梅雨の晴れ間は「10年に一度の暑さ」:気象予報士が解説
今年2024年は多くの地域で平年より2週間ほど遅れて梅雨に入り、梅雨入りとほぼ同時に梅雨本番がやってきたような雨の降り方となっています。
一方で、晴れ間の出る日に関しては35度以上の猛暑日になるなど、極端な雨と極端な晴れを繰り返す状態に。
特に今週については、週後半の大雨のあとに週末から「10年に一度の暑さ」が予想されています。
暑さに気をつけながら晴れ間の活用を
25日は引き続き北日本と西日本を中心に雨が降ったりやんだりするところがあり、激しい雷雨になるところも。午後は北陸でも一部降りそうです。
最高気温は東北南部と沖縄を中心に33度前後の暑さで、そのほかも広く蒸し暑さが続くでしょう。
そして26日(水)からは再び前線の活動が活発になりそうです。
警報級の大雨のちまた猛暑
前線の活発化により26日(水)は西日本中心に、そして27日(木)は東日本も含め雨が強まるおそれがあります。さらに28日(金)には前線上に低気圧が発生し西~東日本で広く雨になりそうです。
今のところ、26日(水)は九州と近畿で警報級の大雨になるおそれがあるとして気象庁が情報を出しています。
一連の大雨は29日(土)にはいったん小康状態となりそうですが、今度は猛暑がやってきそうです。
30日(日)頃から全国的に「10年に一度レベル」の暑さになると気象庁が見通しを発表しています。
この「早期天候情報」は、その時期・その地域において10年に一度程度しか現れないような極端な気温や降水量が、週間予報よりも先の未来に予想される場合に気象庁が発表するものです。
今月末から1週間程度、平年を大きく上回るような暑さが予想されていますので、今のうちにできるだけ無理のないスケジュールを考えるなどして、体調をくずさないよう準備をしておきましょう。
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