米海軍イージス艦が中国人工島12カイリ内に進入
10月27日、南沙諸島に中国が建設した人工島の12カイリ内に、アメリカ海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」が進入しました。中国の人工島を領海の起点とは認めず、南シナ海の航行の自由を実力で示す目的です。日本の横須賀を母港とするイージス駆逐艦「ラッセン」は数日前までマレーシアのコタキナバルに寄港しており、哨戒機の援護を受けながら単艦で南シナ海へ乗り込んでいます。(発表は有りませんでしたが、海中から攻撃原潜も援護していたものと思われます。)
また10月24日には空母「セオドア・ルーズベルト」がシンガポールのチャンギに寄港しており、その後の動向は発表されていませんが、今回のイージス駆逐艦「ラッセン」の活動を直ぐに支援できる準備を整えていたものと思われます。空母「セオドア・ルーズベルト」は中東のペルシャ湾での任務を終えて本国へ帰還する途中で、インド洋のベンガル湾で日本海上自衛隊やインド海軍との合同演習を終えて来たばかりでした。