人気作の美しきステンドグラス!広島・アストラムライン本通駅に「夕凪の街 桜の国」光のアート(広島市)
最近、広島の街にもアートが増えてきましたね!アート好きな筆者が、広島を訪れる観光客にもぜひ見てほしいと思う素敵な『街なかアート』の1つに、アストラムライン本通駅があります。
こちらは、アストラムライン本通駅の改札口。改札口の向かいには券売機が設置されているのですが、その脇!
地元の方にはお馴染みですが、観光客やビジネスマンの方は柱に隠れていて見落としている方もいるかもしれません。ここ「西1出口」の壁際には、2020年に設置されたとても綺麗なステンドグラスがあります。
これは漫画家・こうの史代さんの代表作のひとつ「夕凪の街 桜の国」をモチーフにつくられたもの。「夕凪の街 桜の国」は、被爆してから10年後の広島が舞台になっている物語で、
ステンドグラスには作品の主人公である平野皆実が、原爆ドームを背景に桜の舞う春の街を裸足で清々しく歩いている姿が、温かく優しい色使いでとても華やかに描かれています。
サイズは縦約2.8m、横7mで、背部にLEDが内蔵され光でステンドグラスが美しく照らされています。このステンドグラスは静岡県の工房で制作されたもの。
実際に、描かれている風景はこの駅のそばにある風景であるため、原爆ドームに向かうときには是非ここで足を止めて、ステンドグラスを眺めてみてください。
ちなみに「アストラムライン」とは、新交通システム「広島高速交通広島新交通1号線」のこと。本通駅(広島市中区)から広域公園前駅(広島市安佐南区)までを結ぶ列車ですが、地下に駅があるのは本通駅と白島駅だけ。それ以外は上記写真のように高架の上につくられた専用レールを走り、駅舎も地上にあります。
本通駅は終着駅で、地下街「シャレオ」とも繋がっていますよ。
「夕凪の街 桜の国」ステンドグラス
場所:アストラムライン本通駅 改札付近(改札外)
原画:漫画家 こうの史代さん