「ウエスティンホテル大阪」や「空中庭園」があることで有名な梅田スカイビル。その地下1階には、写真映えする昭和レトロな商店街「滝見小路」があるのをご存知ですか？

昭和の町並みを再現した「滝見小路」には、ラーメン屋やお好み焼き屋、居酒屋などの飲食店が約20店舗あります。

そのなかで気になっていたのが「甘味処 創作和菓子工房 芭蕉庵」。なんとここ、自分で石臼をゴリゴリ挽いて、きな粉を手作りして、わらび餅といっしょに味わえるんです。

店内に入ると、客席にはすでに石臼が鎮座。「本造り 笑来美（わらび）餅」（1200円・飲み物付き）をオーダーすると、まずは丹波黒豆と茶こしが運ばれてきます。

まずは丹波黒豆をすべて石臼の上に置き、3～4粒ずつ穴の中へ。石臼を半時計まわりにまわしはじめると、ゴリゴリした手ごたえとともにきな粉の香ばしい香りが漂い、少しずつきな粉が出てきます。

ある程度、きな粉が引けたら茶こしに移して濾して黒い皮などを取り除き、さらさらしたきな粉をわらび餅につけていただきます。

わらび餅は冷たいもの、温かいものが選べたので、温かいほうをチョイス。とろ〜んとやわらかくほんのり甘い。きな粉も挽きたてなので香りがよく、とても贅沢な気分に。

黒蜜、抹茶、あんこで味変しながら食べられるのも楽しい。お抹茶には茶筅がついてるので、見様見真似でシャカシャカするとかなり本格的な気分が味わえます。

現在、梅田のスカイビルには大きなクリスマスツリーが飾られているので、わらび餅をいただいた後は、眺めてみてくださいね。