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【都城市】大迫力の鯉の群れ。空に昇る姿に誰もが未来を願う場所

全速嫁タロゥかたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・高原町)

5月といえばこいのぼり。誰もが幼い頃から見聞きしてきたこいのぼりですが、その由来はご存じでしょうか?

なかなか間近で見られない、特別な場所
なかなか間近で見られない、特別な場所

鯉は立身出世の象徴で、中国の「登竜門」の伝説に由来しているのだそうです。一匹の鯉が激流に逆らい、龍門という滝を越えて龍となり、空に昇ったという伝説がありまして、そこから男の子の健康と出世を願う行事として歴史を紡いでいきました。女子の私も、こいのぼりのかっこ良さは小さい時から憧れていました。そんなこいのぼりを目の前、手を伸ばせば届きそうなほどの距離で見ることができるスペシャルな場所がありますので、是非ご紹介いたします。

コーヒーやカフェも楽しめるので、戻ってからの予定にもぜひ
コーヒーやカフェも楽しめるので、戻ってからの予定にもぜひ

駐車場はこちら。都城酒造のあるエムズガーデンさんになります。こいのぼりが掲揚されているのが河川敷になりますので、絶対に路上駐車などはお控えください。

 
 

エムズガーデンさんに駐車し、私と夫マンは歩道に出て少し近辺を歩いて河川敷へと向かいました。周りは緑が豊かで、風も抜けて心地よいので散歩にもお勧めです。大型車も含め車の往来が多いのですが、車道との境界は縁石のみでガードパイプはありませんので、お子様連れのかたはお気をつけ下さい。

この看板が目印なのがちょっと切ない
この看板が目印なのがちょっと切ない

エムズガーデンさんから河川敷へ向かうと、庄内川を渡る橋がすぐにあります。橋が見えると間もなく沢山の鯉がお目見えします。まずはその数の多さに驚きました。1988年から続くこの取り組みは、現在も続く風物詩として地域はもちろん、市内外の方にも根付いています。

この場所そのものが鯉の滝のよう
この場所そのものが鯉の滝のよう

ずらっと並ぶこいのぼり、竹の本数は30本。そこに5匹ずつ泳いでいますので150匹もの大群の鯉を見ることができます。この日は平日でしたが、お子様連れの方も多く、明るく楽しそうな声が鯉を揺らすように響いていました。

 
 

実はこの鯉。寄付と共に生年月日と記名ができるそうで、ご興味のある方は荘内商工会さんへお問い合わせください。見ているだけでもかなりの数の鯉に記名があったように見受けました。今は住環境によっては、こいのぼりをあげるのが難しい家庭もありますので、こういった形でこいのぼりをあげるのも凄く素敵だと思います。

 
 

河川敷を歩き切ると来た時と対になる橋があり、そこからは庄内川を泳いでいる気分になるほど気持ちのいい風が吹き抜けます。天気が良いと真っ青の青空、水面のきらめき、広がる新緑と香り、そこに150匹こいのぼりが見られる、最高のロケーションです。
こいのぼり、間近で多くの数を見られる機会は珍しいので、この迫力と美しさを是非ともご覧いただきたいです。2024年の掲揚期間は4月8日~5月11日まで。

天を目指して激流を越えようとする鯉。その姿が龍になる日を願って。
天を目指して激流を越えようとする鯉。その姿が龍になる日を願って。


●DATE●
・場所
  庄内川堤防(駐車場はこちら エムズガーデン
・電話番号
荘内商工会 0986-37-0024

※掲揚期間は2024年4月8日~5月11日

かたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・高原町)

宮崎県内からの『プチ移住』で都城市にやってきた、夫マンと保護犬2名の家族を見守る全速嫁タロゥと申します。食べる事、フルーツ、動物、自然が大好き、まんまる女。髪をレインボーに染めるのが夢。

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