京都市南区でランチ・さり気なく100年以上の歴史を持つ老舗店で絶品カレー系メニューを2つ
今回のお店はお見かけして「エエ感じ!」とピンときてお伺いしたところ、なんと現在のご主人で4代目、その歴史が100年以上という老舗であることが発覚! にも関わらず、一切飾ること無く、日常使いのおいしいメニューをお手頃価格で出し続けているという名店でした。早速ご紹介しましょう。
こちらが「麺類 丼物 中華そば処 まるせ」さんの外観。ね、街に溶け込み過ぎる店構えじゃありませんか? ショーケースもなければ、メニュー表も出していない。ただ暖簾に「うどん処 まるせ」、そして壁面に「うどん」の文字があるのみ。個人的好みとして、この様子を見たらもう入らざるを得ません。ちなみに最寄り駅は近鉄十条駅、北へ約400m、徒歩5分ほどの場所になります。
店内はこんな感じ。テーブルが3つ、キュッとこじんまりな店内には、ゆったりとした時間が流れておりました。ちなみに右手が厨房になっております。
こちらがメニュー。うどん、そばは360円からでっせ! このご時世にほとんど駅の立ち食いうどん&そばのお店級のお手頃さ。丼も500円前後からと同じくお求めやすいお値段になっとります。
入り口横には年季の入った岡持ちが。これまたシブい!
で、やってきました。今回お願いしたのは「カレー肉丼」570円です。お吸い物、お漬物がついて、この値段はやっぱり安すぎる〜! しかもですね……。
見てください! 丼がもう表面張力しそうなくらいの盛りの良さなんです!! 一口食べるとルーはアッツアツ、ご飯もぎっしりのフルボリューム。出汁と生姜が効いてるあんかけな感じのアレです。カレーの風味というより出汁のしっかり味をより強く感じまして、個人的には「生卵落としたい!」。そうすれば見た目もいい感じですし、味わいもまろやかになって、とっても好みになるのでは! と思いました。今度行ったら「生卵トッピングってできますか?」ってお願いしてみようかしら?
んで、こちらのお吸い物もしっかり味。熱々の丼をいただいて、お吸い物をズズズのズ、そんで丼、たまに漬物って感じで、あっという間に完食、大満足のランチとなりました。
ちなみにこちらがどんぶりに入ってたお肉ちゃん。細かくカットされてて食べやすかったです。そして、このおいしさが忘れられず、別の日にまたお伺いいたしまして……。
この日は中華そばをお願いしたところ、「すんません、売り切れです」とのこと。なので、おすすめを聞いてみると「暑いときにもカレーが出ます」とのことで、カレーうどんを。なんば、チキン、肉のなかからチキンをチョイス。「カレーチキンうどん」はこれで480円とワンコイン以下! うどんは細めでやわやわではなく程よい食感。こちらもやはり出汁が効いてまして、ハフハフしながらおいしくいただきました。
帰り際にお聞きしたところ、冒頭でもお伝えしたように、現在のご主人が4代目で100年以上続けられていること、以前は大手筋や油小路などでやられていて、移転して現在の場所に移られたことなどを教えていただきました。「ぼちぼちしかできませんのでね」とおっしゃられてましたが、いつまでも末永く続けてほしいと切に願う次第。次回は中華そば、いただきます!
麺類 丼物 中華そば処 まるせ
住所/京都市南区西九条西柳ノ内町56
営業時間/10:30か11:00ごろ〜14:00ごろまで※商品が無くなったら終了、早めに閉店の場合あり
定休日/第一、三日曜