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【神戸市】戦中戦後の記憶をちぎり絵で伝える「きおくの一葉 高濱光永 個展」花森書林

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若い頃の記憶をちぎり絵で次の世代につなげたい

ちぎり絵作家の高濱光永(たかはま みつえ)さん。
ちぎり絵作家の高濱光永(たかはま みつえ)さん。

ちぎり絵作品を展示した「きおくの一葉 高濱光永 個展」が神戸元町の古書店、花森書林で開催されています。この作品を制作したのが高濱光永(たかはま みつえ)さん。自身が大病を患い入院しているときにベッドにいても出来ることとしてちぎり絵の制作を思いついたのが作品を本格的に作り始めるきっかけ。

展示されている戦中や終戦後の記憶をちぎり絵で作った作品。
展示されている戦中や終戦後の記憶をちぎり絵で作った作品。

人生の時間が経過するとともに友達や身内も少なくなっていく中、高濱さんが思い返すのは幼少期の戦中や終戦直後の記憶。終戦当時、高濱さんは北海道で小学校に入学。これまでは自分の中にだけとどめておこうと思っていた北海道時代の記憶をもとに作ったちぎり絵作品を今回は展示しています。昔の体験から感じたことをちぎり絵で表現しそれを若い人たちなどに伝えていきたいという思いから今回の展示を決めたと高濱さんは語ります。

ちぎり絵で干支を作った作品。
ちぎり絵で干支を作った作品。

会場には、北海道時代の記憶の作品以外にも干支をちぎり絵で作った作品なども展示。高濱さんのちぎり絵はすべて新聞のカラーページを使って作られています。作品を見ているとまったく新聞紙面からのちぎり絵とは思えない出来栄え。56点の作品が展示されています。

販売されているちぎり絵もすべて手作り一点もの。
販売されているちぎり絵もすべて手作り一点もの。

展示されている作品とは別に会場では作品も販売。これらすべて手作りされた一点ものというから驚き。販売用の作品は約180点用意されています。

会場となっている花森書林。
会場となっている花森書林。

会場は神戸元町にある古書店の花森書林。作品は店内に展示されていて個展を見るのは無料となっています。個展は10月28日まで。

「きおくの一葉 高濱光永 個展」
2024年10月17日(木)~28日(月)

花森書林
神戸市中央区元町通3-16-4
JR元町駅 徒歩5分
【営業時間】13時〜19時【定休日】火・水
入場無料
花森書林 X

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