日本のグラビアアイドル篠崎愛に聞いた!!「私が韓国で人気を集めているワケ」
グラビアアイドルとしてはもちろん、その歌唱力を生かしてソロ・アーティストとしても活躍する篠崎愛。今年11月には約3年ぶりの写真集となる『結晶』(撮影:西條彰仁 発売元:講談社)を発表。「グラビア界の至宝、最初で最後の超SEXY」といコピーが帯に収められた写真集は好評を博している。
しかも、話題になっているのは日本だけではない。韓国では『夢幻』、台湾では『戀愛』のタイトルで、3か国同時リリース。特に韓国では発売前から予約が殺到しているとは聞いていたが、なんと韓国の主要オンライン書店の写真集部門で軒並み1位に輝いたという。
そんな韓国の反応を篠崎愛本人はどう思っているのだろうかと思い、所属事務所に取材を申し込むと快諾の返事。12月初旬、都内某所で単独インタビューに応じてくれた。
最初は実感が沸かなかった
「韓国でも売れていると聞いてビックリでしたし、素直にうれしかったです。日常的に活動している日本ではない、ほかの国で自分のことが話題になるなんて本当に嬉しいですよね」
開口一番にそう語った篠崎愛。11月には写真集のプロモーションの一環として韓国を訪れ、ソウルの大型書店で発売記念サイン会も開いたが、そのファンの多さにはビックリしたという。
「それまでにも韓国には何度か行きましたが、写真集という自分の作品のプロモーションのために韓国に行くのは初めてだったので、内心ではちょっぴり不安だったんです。でも、実際にはサイン会にたくさんのファンのみなさんが来てくれて、本当、もう感謝感激でした!!」
思えば、初めて自分が韓国で人気があると聞かされたときも、同じような気分だったという。
「いつ頃だったろう…。以前、韓国に留学している友人などから“こっちで人気があるよ”と聞かされたんですけど、正直、あまり実感が湧かなかったんです。でも、気が付くと私のSNSに寄せられるコメントの中に、韓国語での書き込みが多くなり始めたんです。マキシムに登場してからは急激に増えて、もうビックリでした」
韓国の男性誌の表紙を飾り、大ブレイク!!
“マキシム”とは韓国の人気男性誌『MAXIM KOREA』のことだ。篠崎はこの『MAXIM KOREA』の2016年2月号の表紙モデルを務め、大胆なグラビアも披露しているのだが、その号は発売前日に予約分だけで品切れになり、「日本の“セクシーアイコン”篠崎愛、MAXIM2月号の“品切れ女”に」と報じられたほどだった。
「そんなこともあって“マキシム”に登場して以来、日本でも街を歩いていると韓国の方から声をかけられるようになりました(笑)。自分のことを知っていただけて本当にありがたいですよね」
実際、韓国で篠崎愛のことを知る者は多い。
あの世界的な男性誌『PLAY BOY』の韓国版創刊号でカバーガールを務め“プレイメイト韓国第一号”の肩書も持つイ・ヨンファも、取材時に「好きな日本のタレントは?」と問うと、「篠崎愛さんの個性的なところが好きです」という答えが返ってきたほどだ。
しかも、今年7月にソウルで行われた『MAXIM K-Model Awards』では賞も受賞している。同イベントは、韓国で人気の女性タレント、レースクイーン、グラビアモデル、チアドルなどを一斉に集め受賞式なのだが、そこで篠崎愛はとある賞に輝いている。
「その名も、“大自然の贈り物”賞です(笑)。ナチュラルな美に対して贈られる賞なのかな(笑)、ユニークなネーミングですよね」
韓国には私のようなタイプはいないかも
ただ、韓国の人々にはそれだけ彼女が個性的に映るのだろう。考えてもみてほしい。彼女が出演しているテレビ番組が韓国で放映されているわけでもなく、彼女がグラビアを飾った雑誌も売られているわけでもない。まして韓国は、そもそもグラビアアイドルというジャンルすら存在しないのだ。
そんな韓国で人気を獲得できた理由を、篠崎自身はどのように考えているのだろうか。
「ウーン…自分で自分のことを分析するのは難しいですね(苦笑)。ただ、おっしゃるように韓国にはグラドルというジャンルがないだけに、私のような存在が刺激的に映るのかもしれませんね。韓国のモデルやタレントさんって、スラッとしたスレンダータイプが多くで、私のようにふくよかで安定感のあるタイプは少ないじゃないですか(笑)」
そう言って本人は謙遜するが、韓国メディアの評価は異なる。「キュートなのにグラマラス」「セクシーさと可愛らしさの完璧な共存」(『韓国政経新聞』)が彼女の魅力だとしているのだ。
「“ベーグル女(ベビーフェイスとグラマーを合わせた造語)”って言うんですよね。今回の韓国プロモーションの際にも、ファンの方々から“理想的なベーグル女”だとよく言われました。サイン会のときには、とある韓国の男性ファンが写真集を手にしながら“天使のようだ”と褒めてくださって(笑)。その人、韓国版の写真集ではなく、日本で発売された写真集を持っていたんです。両方見てくださったようで、改めて日本と韓国は同じ楽しみを共有できる間柄なんだなぁとも感じました」
そういう意味で言うと、篠崎愛自身が日本と韓国の両方に“楽しみ”を提供している存在とも言えるだろう。次回は彼女の仕事ぶりについて、もう少し詳しく紹介していこう。