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【子どもの孤食】研究でわかった知られざるリスク

きなこ子育て研究主婦

みなさんは、よく家族一緒に食事してますか?

我が家では、家族一緒に食事するのは週に5-6回です。

【孤食は良くない】というのは既にみなさんご存じだと思いますが、具体的にどんなリスクがあるのか?

今回は孤食の研究結果をご紹介します!

1.家族揃っての食事が週に0-1回でのリスク

米国のミネソタ大学では、小学校6年生から高校3年生の9万9462人を対象に家族揃って食事をする回数を調査し、家族で食事をとるのが週に0-1回だと様々なリスクが高くなることがわかりました。

上記の全ての項目で週5回以上、家族揃って食事をする群の方がリスクが低いことがわかりました。

2.家族揃って食事することは想像以上にメリットがある

孤食はデメリットばかりでしたが、家族揃っての食事はみなさんが思ってる以上にメリットがあります。

①ネットいじめにあっても立ち直りが早くなる

カナダのマギル大学の研究では、12~18歳までの1万8834人の生徒を対象とした、若者の5人に1人はネットいじめを経験していると報告されています。

いじめを経験することによって、メンタルヘルスの問題のリスクを高めます。

しかし、定期的に家族と一緒に食事をとる子は、いじめからの立ち直りが容易だという結果が出ました!

②子どもとの食事は語彙力を向上させる

ハーバード大学の調査では、子どもの語彙は朗読よりも食事の会話で向上することがわかりました。

絵本の読み聞かせで子どもが学ぶ単語は143だったのに対し、夕食のときに学んだ単語は約1000もあったとのこと!

たくさんの単語を知っている子どもは、より早く、より簡単に文章を読むことができるようになります。

また別の研究では、週5回以上、家族と夕食を共にする10代の若者に比べて、0~2回の10代の若者は、学校での成績が2倍以上低くなったという結果が出ています。

③将来働くことに対してポジティブになる

中学1〜3年生827名に調査をしたところ、家族揃っての食事回数が多いほど、「将来働く事が楽しみ」の回答が多くなりました。

逆に、家族揃っての食事が1度もなくて、将来働く事が楽しみと答えた人は0人でした…(どちらかと言えば楽しみと答えた人はちゃんといました)。

これらを踏まえると、やはり食事は家族で食べたいものですね。

とはいつつ、家族一緒に食べても無言だったり大声で叱る・喧嘩すると効果はみえないそうです。

ちなみに、私は小学生の頃から習い事で帰宅が夜9時とかだったので、だいたい孤食でした…

特に学校で問題を起こしたとかはないんですが、よく家族一緒に食事していた夫とくらべると圧倒的に語彙力とトークスキルが足りないな、と感じます。

孤食の悪影響を私自身が実感しているので、娘が食事をする時は楽しい会話を心がけていきたいと思います^^

【参考資料】

・家族揃っての食事回数が多い子供は、将来「働くこと」にポジティブな傾向に

・日経ビジネス 「一緒に夕食を食べる」ことの凄いメリット

子育て研究主婦

脳科学・研究から考える幼児教育について紹介しています。年200本の論文を読破中。脳の成長期にやりたいこと・気を付けたいことを一緒に学んでいきましょう^^

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