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源泉かけ流し!「毎日通いたくなる埼玉県の温泉」4選

高橋一喜温泉ライター/編集者

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寒さが厳しい季節は、温泉が恋しくなる。家の近所にお気に入りの温泉があれば……とつい妄想してしまう。

温泉の良し悪しは「鮮度」で決まると言っても過言ではない。常に新しい源泉が湯船に注がれ、そのままあふれていく「源泉かけ流し」にこだわる温泉ファンが多いのはそのためだ。

反対に、源泉を使いまわす循環ろ過の湯船になると、当然ながら鮮度は落ちることになる。源泉かけ流しか否かは、入浴感を大きく左右する大きな要素である。

ただ、「源泉かけ流し」を実現できるかどうかは、湧出量や温泉施設の湯の使い方にもよる。鮮度の高い湯に入りたいなら、「源泉かけ流し」が基本である温泉施設を選ぶ必要がある。

そこで、今回は「源泉かけ流し」の湯船がある埼玉県の温泉地を紹介したい。都市部の場合、どうしてもかけ流し率は低くなるが、埼玉には毎日通いたくなるような温泉施設が存在するのだ。

百観音温泉(久喜市)

久喜市東鷲宮にある日帰り温泉。埼玉県内の住宅街とは思えないほど豊富な湧出量を誇り、内湯、露天ともに源泉かけ流しで提供されている。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉で、塩分が濃厚な温まる湯。寒さの厳しい季節にもってこいの泉質だ。「現代の湯治場」ともいえる施設は、毎日通うために近所に住みたくなるほど。JR東鷲宮駅から徒歩3分とアクセスもよい。

〒340-0206 埼玉県久喜市西大輪2−19−1

TEL:0480-59-4126

営業時間:8:00~23:00

料金:850円

HP:百観音温泉(外部リンク)

熊谷天然温泉・花湯スパリゾート(熊谷市)

熊谷市にある日帰り温泉。都心からは電車で約90分。非日常感を得るにはちょうどいい距離だ。いわゆるスーパー銭湯だが、源泉かけ流しの檜風呂には、わずかに黄色をおびた透明湯がかけ流し。体感の泉温は38度くらいのぬる湯。わずかに硫化水素の香りも漂う湯は、地中の植物成分が溶け込んだモール泉の特徴を備える本格派だ。スーパー銭湯の湯とは思えないほど良質な源泉が楽しめる。

〒360-0012 埼玉県熊谷市上之1005
Tel:048-501-1126
営業時間:10:00~23:00
料金:900円
HP:花湯スパリゾート(外部リンク)

見沼天然温泉・小春日和(さいたま市)

さいたま市内にあるスーパー銭湯だが、よくあるスーパー銭湯と侮ってはいけない。約38度のぬるめの源泉がかけ流しにされている。通常のスーパー銭湯はぬるい湯は万人受けしないため加温してしまうが、自信をもってぬる湯の源泉を提供している。加温した湯船とぬる湯そのままの湯船を行き来しながらゆっくり湯浴みを楽しめるのがうれしい。

〒337-0026 埼玉県さいたま市見沼区染谷3-191
Tel:048-686-3636
営業時間:10:00~24:00
料金:900円
HP:小春日和(外部リンク)

所沢温泉・湯楽の里(所沢市)

所沢市にあるスーパー銭湯。露天スペースに源泉かけ流し浴槽がある。湯は無色透明で、塩味と苦味があわさったような口あたり。本物の温泉の味だ。泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物泉である。そのほかスーパー銭湯らしく高濃度炭酸泉やサウナなどさまざまな温浴を楽しむことができる。最寄り駅は少し離れているので車が便利だ。

〒359-0001 埼玉県所沢市大字下富604 

TEL:04-2943-0126

営業時間:9:00~25:00

料金:800円

HP:湯楽の里(外部リンク)

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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