Yahoo!ニュース

【脳科学からみた】たくさん歩く子は最強!?

きなこ子育て研究主婦

1歳になる頃は、ハイハイからつかまり立ち、そして歩き始めますよね^^

そしてこの「歩く」という行為、子どもにとってとても重要なんだそう!

今回は、歩くことが子どもにどんな影響があるのかご紹介していきます。

①脳を活性化する

たくさん歩くと、脳に酸素が行きわたります。

筋肉を使うことによってよりたくさんの酸素が脳へ送り込まれるのですが、脳の中の前頭葉というところに新鮮な酸素が送られると注意力や思考力、意欲などが13%上昇することが研究で明らかになっています。

成功者とも言われているアップルのスティーブ・ジョブズ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、ツイッターの創業者であるジャック・ドーシーは、よく歩きながら会議を行っていたそうです。

そしてさらにおすすめなのが、後ろ向きで歩くこと。

後ろ向き歩きは、前向き歩きよりも脳活動が増加したこともわかっています。

ぜひ、周りに注意しながらやってみてください^^

②メンタルが安定する

5分以上30以内のウォーキングを行うと、脳の伝達物質「セロトニン」が分泌されます。このセロトニンは幸せホルモンとも呼ばれているのですが、感情をコントロールさせる働きも強めてくれます。

セロトニンに関しての論文を読んでいたのですが、閉じこもりや昼夜逆転している子の場合、セロトニン神経が弱ってしまいキレる脳になることもあります。

セロトニン神経を活性化するには、リズム性のある運動をすること。

赤ちゃんの場合は、呼吸や授乳や食事の嚥下運動、ハイハイなど。幼児期になるとウォーキングやスイミングなどが良い影響があるそうです^^

1日1回で十分で、何回も繰り返す必要はありません。

セロトニン効果が高いのは午前中(午前10時頃まで)なので、是非午前中に子どもと一緒にお散歩しましょう!

③骨を強くする

私たちの骨は、常に新しく生まれ変わっています。(大人も子どもも)

骨細胞は、骨にかかる衝撃を感知して新しい骨を作るペースを決めています。なので骨に衝撃がかからないと「新しく骨を作る必要なし」と判断されてしまうそう…

アメリカ・コロンビア大学のジェラレール・カーセンティ博士によると、骨芽細胞(骨を作る細胞)には、【記憶力・筋力・生殖力】を若く保つ力があるとのこと。

この骨芽細胞を活発にする方法がウォーキングです。

これから梅雨に入るので、外にお出かけするのは難しい時期。研究では、週に3回30分ジャンプと筋トレで骨量が上がった結果も出ているので、家族でジャンプしまくりましょう!

【参考資料】

ストレスに負けない体をつくる

東京都健康長寿医療センター研究所

セロトニン欠乏脳 -キレる脳・鬱の脳を鍛え直す-

子育て研究主婦

脳科学・研究から考える幼児教育について紹介しています。年200本の論文を読破中。脳の成長期にやりたいこと・気を付けたいことを一緒に学んでいきましょう^^

きなこの最近の記事