自己肯定感を育むのに「絶対に」意識したい事
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来診療を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。HSP気質とは繊細で敏感、共感性豊かな人々のことを指します。
精神科での外来で患者さんと関わっているとこんな事を耳にすることがあります。
「自己肯定感が低いんです」
「どうやったら自己肯定感は上がるのでしょうか」
自己肯定感とは、ありのままの自分を好意的に受け止めることができる状態と言えます。
根拠がなくても自分を肯定できる感覚とも言えますね。
そこで本日は、自己肯定感を育むのに「絶対に」意識したい事についてお伝えしていきます!
この記事を読んでほしい人
・自己肯定感の低さに悩んでいる人
この記事を読むメリット
・自己肯定感を育むのに意識したい事がわかる
この記事の信頼性
・普段、精神科外来で1日50人以上の患者さんを診察し、インスタにて5万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します。インスタにも遊びにきてね♪
そもそもなぜ自己肯定感が低いのか
冒頭で自己肯定感とは、ありのままの自分を受け止める感覚とお話しました。
では自己肯定感が低い状態とは、ありのままの自分を受け止められない状態とも言えますね。
このままの自分でいいと思えないんです。
今の自分自身に対して、「このままではダメだ」と思っている状態なんですね。
なぜこのように、このままの自分ではダメだと感じてしまうのでしょうか?
それは、周りの自分に対する評価が、自分自身の価値だと考えてしまうからなんですね。
つまりは、周りからの評価を気にしすぎてしまっている状態なんです。
ではどのようにすれば、自己肯定感を育むことができるのでしょうか。
自己肯定感を育むのに「絶対に」意識したい事
自己肯定感を育むのに意識したい事。
結論としては、今までよりも周りからの評価を気にしすぎないように意識する事なんです。
もちろん全てを意識しないようにすることなんてできません。
しかし、今よりも努力して意識しないようにするんです。
では今よりも周りからの評価を気にしすぎないようにするには具体的にどのようにしたらいいのでしょうか。
3つの具体的な対策をお伝えします。
①自分を大きく見せない
例えば、洋服を買うとき、車を買うとき、家を買うとき、迷ったら高級なものを買おうとしていませんか?
本当にその選択は自分の意思で決めたものなのでしょうか。
選択の基準が他人軸になっていたら危険です。
周りの評価を気にしすぎている証拠なんですから。
だから、自分を大きく見せようとせず、周りの評価ではなく自分の純粋な意志で選択するようにしましょうね。
②イエスマンにならない
何か物事をお願いされたときに、すぐにイエスと答えていませんか?
「嫌われたらどうしよう」「機嫌を損ねたらどうしよう」などと相手基準で引き受けていないでしょうか。
これも相手の評価を基準に選択をしてしまっているんですね。
相手からの評価を気にしすぎることで、自分自身の意思を二の次になってしまっているんですね。
だから何か物事をすぐにイエスと答えるのではなく、一旦考えてから回答するようにしましょう。そして、全てを無理して引き受けようとするのではなく、3回に一回は断っても良いというルール作りを自分自身の中にするのもありだと思います。
もちろん、断れないお願いもあるはずです。しかし、全て引き受けなくてはいけないお願いというのもないんですよ。
③逃げたことを「選択する」という解釈にする
人には嫌いなこと、苦手なこと、どうしてもできないことというのがあります。
そういったことから逃げることというのは誰しもあることなんですね。
そんな物事から逃げたときに、「逃げてしまった」と後悔していませんか?
「逃げる」という言葉自体にネガティブな意味合いが強いですよね。
しかし、この「逃げる」という言葉は、「選択する」という言葉に変換できるんです。
逃げるではなく選択するという言葉に変換すると、途端にネガティブな意味合いが薄れますよね。これはリフレーミングというテクニックで、言葉の解釈のイメージをガラッと変えることができるんです。
このように逃げたという言葉を選択するという言葉にすることで、周りへの影響も薄らいでいるような気もしませんか。
「逃げたら周りに迷惑かかるかも…」と考える人も、選択するということであればそのような考えも思いつきにくくなりますよね。
だから逃げたという解釈を、選択するという解釈にすることが必要なんですよ。
まとめ
本日は、自己肯定感を育むのに「絶対に」意識したい事についてお伝えしました!
「絶対に」意識したい事は、今までよりも周りからの評価を気にしすぎないように意識する事なんです。
そして、そのための具体的な3つの対策は以下の通りです。
- 自分を大きく見せない
- イエスマンにならない
- 逃げたことを「選択する」という解釈にする
いかがでしたでしょうか?
これらを繰り返すことで、「こんな自分でもいいんだ」と自分自身を認められる日も来るんです。その時こそ、周りからの評価が気にならなかった時ですね!
焦らずじっくりとやっていきましょう♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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