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ドジャースのマジック・ナンバーはポストシーズン進出が「13」、地区優勝は「17」

宇根夏樹ベースボール・ライター
デーブ・ロバーツ監督(ロサンゼルス・ドジャース)Sep 4, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・ドジャースは、ここまでに84勝56敗(勝率.600)を記録している。この勝率は、フィラデルフィア・フィリーズと並び、ナ・リーグで最も高い。フィリーズも、ドジャースと同じ84勝56敗だ。ちなみに、ア・リーグのトップは、81勝60敗(勝率.574)なので、ドジャースとフィリーズの勝率は、両リーグ最高でもある。

 ドジャースのポストシーズン進出までのマジック・ナンバーは「13」だ。

 ここからの22試合が13勝9敗(勝率.591)だと、シーズン全体では97勝となる。残り試合にすべて勝つと98勝以上は、ドジャースを除くナ・リーグの14チーム中、6チームを数える。フィリーズ、ミルウォーキー・ブルワーズ、サンディエゴ・パドレス、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・メッツがそうだ。

 けれども、そうはならない。例えば、ブレーブスとメッツは、どちらも、現時点で76勝64敗(勝率.543)を記録している。ここから22勝0敗で、シーズン98勝だ。両チームは、9月24日~26日に3試合で顔を合わせる。いずれか一方は、シーズン96勝以下にとどまる。

 また、ドジャースの地区優勝までのマジック・ナンバーは「17」だ。

 ここからの22試合が17勝5敗(勝率.773)だと、シーズン全体では101勝となる。一方、ドジャースに次ぎ、ナ・リーグ西地区の2位と3位に位置するパドレスとダイヤモンドバックスは、現時点で80勝62敗(勝率.563)と79勝62敗(勝率.560)。両チームとも、残り試合にすべて勝っても、シーズン全体で100勝だ。なお、パドレスとダイヤモンドバックスは、レギュラーシーズン最後の3試合で対戦するので、両チーム揃って100勝はあり得ない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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