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【神戸市須磨区】乗り心地の悪さが魅力!昭和レトロの雰囲気漂う絶景スポット「須磨浦山上遊園」

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

子供の頃から神戸市に在住の方なら、一度は行ったことのある「須磨浦山上遊園」。昭和レトロな雰囲気漂うスポットや乗り物が魅力の施設です「子供の頃遠足で行ったよ」って方も、大人になって再度訪れてみると、あの時代にタイムスリップした気分に浸れますよ。

山上までは、ロープウェイ、カーレーターの2つの乗り物を乗り継いでいきます。

カーレーターは乗り心地の悪さがウリという珍しい乗り物。特に乗り込んだ直後の激しい揺れは予想以上。スタッフの方々が日々、適度な乗り心地の悪さを維持するためにメンテナンス作業されていますので、いくら揺れても安全です!

かなりの傾斜ですね。
テーマパークのアトラクションのようで面白い!

外から見るとこんな感じ。

スリル満点の昭和な乗り物を楽しんだら、回転展望閣へ。昭和の時代には全国のあちこちにあった回転展望レストラン。時代の流れには勝てず、次々となくなっていきましたが、こちらはまだ現役。

中に入ると昭和レトロなゲーム機がずらり。懐かしいものばかりで思わずテンションがあがります。昔のゲーム機は子供には逆に新鮮かも。

昔活躍していた須磨浦ロープウェイの運転台(手動制御装置)も展示されています。1957年の開業以来、2020年の11月までロープウェイは手動で運転されていました。2020年当時、手動で運転のロープウェイは全国でも珍しく、鉢伏山上駅から運転士が加速や停止を操作する為、自動運転とはまた違う乗り心地だったとか。

イベントが開催されていない普段の様子
イベントが開催されていない普段の様子

回転展望閣からの眺望は抜群。神戸の市街地や遠く大阪市街、大阪湾から淡路島、そして垂水区、西区、明石市方面までのパノラマビューを望める展望台は神戸ではここだけ。神戸の展望スポットというと、六甲山、摩耶山が人気ですが、眺望できる範囲は「須磨浦山上遊園」にはかないません。

瀬戸内海に浮かぶ島々まで望めます。

たぶん50歳代以降の方ならご存知かも。昔はここに「ドレミファ噴水パレス」がありました。当時としては最先端のコンピュータ制御された色とりどりの噴水が、BGMに合わせて吹き上がるもので、歌や踊りのショーもあり、すごく賑わっていました。1987年11月に閉館。

このCM、「覚えてるー、懐かしいー」という方も多いのでは?

屋上展望台もお忘れなく。こちらも絶景ビュー。

最後に、「須磨浦山上遊園」の魅力を3分弱の動画でご紹介します。
動画を見て「懐かしいな、久々に行ってみたい!」「カーレーター面白そう!」と思う方も多いかと。

基本情報
施設名:須磨浦山上遊園(山陽電気鉄道)
アクセス:山陽電車 須磨浦公園駅下車すぐ
営業時間、入園料等、詳細は、須磨浦山上遊園公式サイトをご覧ください。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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