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自己肯定感の低い子には原因があった!保育士が教える「子どもが自信を持つために親がやるべき1つこと」

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。

「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。

今回は自己肯定感の低い子はこれが原因!?子どもが自分に自信を持つために親がやるべきたった1つのことについてお話ししていきたいと思います。

自己肯定感の難しさ

近年、自己肯定感という言葉を聞く機会が増えました。

自己肯定感と言えば、ありのままの自分自身を認め、肯定できる感覚のことです。

それは
・自分は価値のある存在だと思える
・周りから必要とされていると感じられる

などと表現されるように、一言ではなかなか説明しにくいものでしょう。

しかし、それと同時にどのようにして育んでいけば良いのか分かりにくいものです。

また、例えば「早生まれの子は自己肯定感が低い傾向にある」など、親を心配にさせるような記事も多く見られます。

そこで今回は、なぜ自己肯定感が低くなってしまうのか。

また、自己肯定感の高い子の親が気を付けていることをご紹介していきたいと思います。

それさえ知っていれば、「早生まれだから」と心配したり、保育園や学校でうまくやっていけるのかしら」と悩んだりする必要もなくなりますよ。

一体どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

やってみよう!

子どもの自己肯定感を育むための方法。

それは、子どもに否定的な言葉をかけないということです。

例えば、物事を決めるのに時間がかかってしまう子がいたとしましょう。

おやつにクッキーを食べるか、それともビスケットを食べるかで、2、3分も悩んでしまうとします。

そんな時、その子に対して「あなたはいつも優柔不断ね」と言ってしまってはどうでしょうか。

言われた子どもは「僕はダメな子なんだな」とつい自分のことを否定的に捉えてしまいますよね。

しかし、こういった言葉に変えてみるとどうでしょうか。

「じっくりと考えてから決めるんだね」
「あなたはいつも慎重だね」
「どっちにするか考えている時間って楽しいよね」

これならほとんど同じ意味であるにも関わらず、否定的に捉えてしまうことはありませんね。

このように、子どもを肯定するような言葉をかけることが大切なのです。

あなたの短所が実は長所!?

子どもに対して肯定的な言葉をかけないといけないからと言って、子どもの長所を探す必要はないのです。

なぜなら、人の長所と短所というのは常に裏表になっているからです。

つまり、その性格の捉え方や言葉一つで、それは長所にも短所にもなってしまうのです。

先ほどの例で言えば、優柔不断という言葉は"慎重"という言葉に直せますよね。

他にも、
・飽きっぽい → 好奇心旺盛
・神経質 → 丁寧
・でしゃばる → 積極的

など、その性格は見る角度の1つで肯定的にも否定的にも捉えられてしまうのです。

しかし、否定的な言い方をしてしまうと、その子はその性格を「友達にそう思われたくないから隠すようにしよう」などと考えてしまいますよね。

しかし、肯定的な言い方をすれば、自分の強みだと捉えられますし、その性格を活かしたいと思うようになりますね。

そのため、その子の性格をどう捉え、その子にどう伝えるかで、その子が自分をどう捉えるのかが大きく変わってくるのです。

だからこそ、子どもに対して感じたことをすぐに口に出すのではなく、「本当にそれで良いのかな?」と一度自分に問いかけてみてもらいたいのです。

「高めるより」も「否定しない」を大切に

近年は自己肯定感を高めることの大切さが非常に重要視されるようになっています。

しかし、それよりも大切なことがあります。

それは、否定しないということです。

つまり、「どうすれば高まるか」を考えるよりも、絶対に否定しないことを優先するべきなのです。

どんなに素敵な言葉をかけていたところで、ふと苛立った時に否定的なことを言ってしまってはどうでしょうか。

それまで積み上げてきたものが一瞬で崩れてしまいますね。

これでは、意味がなくなってしまいます。

そのため、まずは子どもに対して否定的な言葉を排除していくということを頭に入れておいていただきたいのです。

そして、それが子どもの自己肯定感を育んでいくための第一歩となるでしょう。

まとめ

今回は自己肯定感の高い子はここが違う!子どもが自分に自信を持つために親がやるべき1つのことについてお話ししました。

子どもの自己肯定感を育むためには、子どもに否定的な言葉をかけないということを大切にしましょう。

そのためには、
・優柔不断 → 慎重
・飽きっぽい → 好奇心旺盛
・神経質 → 丁寧
・でしゃばる → 積極的

などのように、ある性格を否定的に捉えるのではなく、肯定的に捉え、そのように子どもに伝えると良いでしょう。

なぜなら、人の長所と短所というのは常に裏表になっているからです。

また、自己肯定感は高めようとするのではなく、まずは子どものことを絶対に否定しないという視点から考えてみることをオススメします。

「自己肯定感ってどうやって育んでいけば良いのだろう?」と迷って知る方は、ぜひ試してみてくださいね。

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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