【河内長野市】河内長野では秋祭り本番2週間前の明日だんじりの試験曳きが行われます。昨年の様子をご紹介
秋になると、とたんにお祭りのモードになりますね。9月には全国的に有名な岸和田のだんじりが行われました。しかし、河内長野を始めとする南河内地域や泉州地域など、岸和田以外でもだんじりがあることは周知の事実。
今年も三日市町駅をはじめ、南海電車の駅前では提灯が並び、秋祭りモードになっています。
河内長野のだんじりは10月の第2土日に開催されるので、2023年は10月7日と8日に行われます。しかし、それよりも2週間早い、明日9月24日には試験曳きが行われるとのこと。
ここで、そもそもだんじりの試験曳きとは何か気になりました。試験曳きを調べてみると、岸和田を含めた各地で行われるだんじりのテスト走行のようなもので、1年間小屋に置いてあるだんじりが祭本番でしっかり機能するかを確認するものという位置づけのようです。
ところが、テスト走行といいながら町ごとのおそろいの法被を着た人が大人数でだんじりを曳くだけでなく、ぶん回しというのもやるので、本番とそれほどそん色がない物が見られるようです。
河内長野はそこまで外部の観光客はいませんが、岸和田の様な有名なところでは本番の祭りは観光客が多いから、試験曳きを見るほうが間近でだんじりが見られると、だんじりの通の間ではそのように言われているという情報があるほどです。
ということで、今年の試験曳きが行われる明日を前に、昨年実際に見た試験曳きの様子を紹介しましょう。だんじりスケジュールは町ごとでやり取りされて大ぴらには出てきませんが、SNSを追いかけていると情報がでてきます。
昨年の試験曳きは、今年の夏祭りでにぎわった野作第一公園に各町のだんじりが集結するとのこと。秋祭りは朝から動くようですが、試験曳きは昼から動くようです。
時刻になったので野作第一公園に来たのですが、誰もいません。まさかガセネタ?と心配になりました。
しばらくするとだんじりが姿を見せました。
次々といろんな町のだんじりが入ってきます。
この日までは、ひとつひとつのだんじりが動いている姿を見たことがありますが、集結する様子を見るのは初めて。
どんどん集結していくので人の数もどんどん増えていきました。
法被を着た人以外の人の姿もあります。町(村?)の関係者なのか、私のようなよそ者なのかはわかりません。
テスト走行という事ですが、本番そのものに見えました。
長野と書いてありますね。旧長野村由来のものですが、ご存じの通りこの長野は今の河内長野の長野ですから、一番の本家のようなニュアンスを感じます。今でも滝畑の人や富田林でも東側の人の中には河内長野のことを「長野」と呼びますし。
屋根に乗っている人(大工方)の姿が見えます。
集結してからひとつの方向に向かっていきます。
だんじりが一斉に並んでいます。
何故か途中からモックルバスが参加しています。普段ならありえない南海バスの関係者が横を歩く姿。
バスはしばらくしてから離脱していきました。
この交差点は円を描いているように見えますね。ここで各だんじりが順番にぶん回しをしていました。
このようにだんじりの前を下に降ろしてくるくる回ります。中には飛ばされている人もいるほどすごい遠心力でした。
動画も撮影しました。動画だとより臨場感がわかります。
試験曳きも夜まで行われます。夜は千代田駅前に移動しました。
夜は提灯がついて雰囲気がまた違います。
ちょうど踏切の前の道を行っているので背後に電車が見えます。
踏切が開くと移動するように動いていました。
千代田駅の前にも複数のだんじりが集まっているので華やかですね。
この位置だと電車の車窓からも見えているでしょう。
夜もぶん回しを行っています。
夜も動画あります。改めて見ても素人目からすれば祭本番のようにしか見えませんね。
こちらのだんじりは提灯にライトがついていませんね。
ライトが付きました。付いているところとついていないところがありますが、意図的にこういうライトの付けた方をしているようです。こういうライトの付け具合も試験曳きで確認しているという事になるのでしょう。
まだ祭本番ではないテスト走行のはずなのに、見た目は祭そのもの。多くの見物客の姿があって賑やかな試験曳きの夜でした。
祭本番の2週間前ですが、早く祭り気分が味わいたいとか、本番は予定があって見られない人は見学してみてはいかがでしょう。
野作第一公園
住所:大阪府河内長野市昭栄町
アクセス:河内長野駅からバス市民交流センター前バス停から徒歩3分
千代田駅前
住所:大阪府河内長野市楠町東、木戸西町
アクセス:南海千代田駅前から徒歩1分
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