管理栄養士が教える!不足しやすいカルシウムを賢く摂るコツ4選
管理栄養士のしょこです。
カルシウムは、骨や歯をつくる主な成分であり、ミネラルの一種です。成長期のお子さんにとって、非常に重要な栄養素の一つですが、体内で生成できないため、食事から摂取する必要があります。
しかし、カルシウムは不足しやすいため、効率よく摂取するためのコツを覚えておくことが大切です。
特に、牛乳アレルギーがある方は摂取が難しい場合もあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
賢く摂るコツ・・・
1、カルシウムが多い食材を使う。
代表的なカルシウム源として、魚介類、大豆製品、乳製品、野菜、海藻、種実類の6つが挙げられますが、1回あたりの摂取量を考えると、タンパク質源である魚介類、大豆製品、乳製品を摂取する方が効率よくカルシウムを補えます。これは、1回あたりの摂取量が多いため、その分得られるカルシウムの量も増えるからです。
- 魚介類(いわし、しらす干しなど)
- 乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
- 豆類(大豆、豆腐)
- 種実類(アーモンド)
- 野菜や海藻(小松菜)
2、カルシウム強化商品を使う。
離乳食期でしたら、粉ミルクでもいいですし、離乳食から食べれる商品も豊富です。パッケージに『Ca』・『カルシウム』と書かれている商品を探してみましょう。
年齢問わず、カルシウムが豊富な商品はたくさんありますよ。
3、吸収率を知ろう。
食材によってカルシウムの吸収率は異なりますが、吸収率が低い食材は、「吸収率を高める栄養素」と一緒に摂ると効果的です。具体的には、マグネシウム、ビタミンK、ビタミンDがその栄養素です。
ただし、あまり難しく考えず、バランスよく食材を組み合わせて摂取することを心がければ、自然に効率よくカルシウムを補うことができます。
4、牛乳アレルギーの補い方
1回あたりの摂取量が多いタンパク質源として、魚介類や大豆製品を中心に、カルシウム強化商品を活用するのが効率的です。また、カルシウム不足が心配な場合は、主治医に相談してみてください。
最後に!
カルシウムが多い食材や強化商品を参考に、効率よく摂取していきましょう。