<高プロ>誤報を続けているのは日経のみ
「働き方改革」法案は、裁量労働制は先送りになりました。
しかし、安倍総理は、まだ高度プロフェッショナル制度は法案に入れて成立を目指しているといいます。
高プロは「成果で評価」という誤報が多かった
高度プロフェッショナル制度、略称「高プロ」といえば、マスコミが「成果に応じた新たな賃金制度」「成果で評価する」などと誤報を垂れ流すことで(私的には)有名な法制度でした。
過去記事でも触れています。
・【法案版】「定額働かせ放題」制度・全文チェック!~「成果に応じた新たな賃金制度」との誤報も列挙!
今回の報道ではどうなっているでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
最近の各報道機関の報道は?
まず、朝日新聞はどうでしょうか。
朝日新聞は前から正確に報道しているので、今回も安定の正確さです。
次は、読売新聞です。
読売新聞は脱時間給という独特の表現を続けていますが・・・。
なんと!
脱時間給という単語を使い続けているものの、かつて使っていた「成果に応じて賃金を決める」という枕詞が変わっています!
読売も変わったなぁ、と思いきや、次の記事がありました。
おぉ・・・。
残念すぎる大誤報ですね。
法案には、「仕事の成果で評価される仕組み」なんて書いていません。
絶対、この記事を書いた方は法案の原文を読んでいないと思います。
あまりに恥ずかしい説明なので、削除か訂正することをお勧めします。
次は毎日新聞です。
前々回は正確だったところ、前回劣化してしまった報道内容はどうなっているでしょうか?
正しく戻っていました。
ちなみに、こちらの記事も正しい解説になっています。
東京新聞、時事通信、共同通信はまとめていきます。
3つの報道機関とも正しく報道していますね。
さて、日本経済新聞はどうでしょうか。
日本経済新聞は高プロ賛成のため故意に誤報を繰り返す非常に悪意を感じるわけです。
私もこんな記事を書くほどでした。
・「残業代ゼロ」法案に関する日経新聞のトンチンカンな記事について
さて、今回は・・。
やっぱりやっちゃってます!(>_<)
もう、ここまで来ると意地なんでしょうね。
日経にとって、報道って、何なんですかね?
次に産経新聞はどうでしょうか?
前回は「成果型賃金にする」という余計な説明をつけてしまっていたのですが・・。
正しくなっています!
産経新聞は政治的な立場は周知の通りですが、意外(?)と労働問題ではいい記事が多いので、もしかしたら法案をちゃんと読んだのかもしれません。
一方、NHKはどうでしょうか?
NHKもしつこく「働いた時間ではなく成果で評価する」とし続けていたのですが、さて・・。
!!!
意外にも正しくなっています。
いつから正しくなったのか・・油断していました。
他のテレビ局はまとめて見てみましょう。
高プロの説明について、見事に「成果」という言葉がなくなりました。
誤報を続けているのは日経だけ
あとは日経だけです。
読売はあの間違った記事を訂正すれば足りるでしょう。
今後は、日経がいつまで「労働時間ではなく成果に対して」という言葉を使い続けるかが注目点となりました。