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【フリクション】新チップ開発でついに0.3ミリも登場!フリクションシナジーノック3月4日(月)発売

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手
フリクションシナジーノック。これは0.3。消去ラバーの色が白いのが特徴

 消せるボールペンとして2007年の発売以来、世界累計44億本を売り上げる「フリクション」。その新シリーズとして、「フリクションシナジーノック」がこの3月4日から発売されます。税込み275円です。

待望の0.3ミリが登場

 フリクションの最大の特徴は、書いて消せること。そして、今回の「フリクションシナジーノック」の最大の特徴は、0.3ミリの激細の芯が選択できることです。

 それまでのフリクションのシリーズでもっとも先端が細かったのは、2019年に登場した0.4ミリでした。

 フリクションのインキはその特性上、一般的なゲルインキよりもインキの粒子が大きいそうです。そのため、それに合わせた先端=チップ部を開発することが難しかったとのこと。一般にボールペンの先端は、円錐上の先端にボールを配置したコーンチップと、パイプの先端にボールを配置したパイプチップの2つに分類されます。そして、シナジーチップはこの2種類の特製を併せ持ち、なめらかな書き味や書き出しの良さなどを特徴とします。 

 今回のフリクションシナジーノックでは、粒子が大きなフリクションインキに合わせてシナジーチップを開発。従来の0.5ミリ、0.4ミリに加えて0.3ミリのモデルが登場しました。

フリクションシナジーノック。上から0.5ミリ、0.4ミリ、0.3ミリ。消去ラバーの色が異なる
フリクションシナジーノック。上から0.5ミリ、0.4ミリ、0.3ミリ。消去ラバーの色が異なる

ボディデザインも一新

 また新シリーズは、ボディデザインも一新されました。これまでのフリクションのシリーズでは主に、インク色=ボディ色でした(※フリクションボールノックゾーンをのぞく)。

 今回のフリクションシナジーノックでは、このイメージを一新。ボディ色はグレーに統一されました。そしてインク色は、ノック部のクリップで表現されています。

 また、消去ラバーの色も太さによって異なります。具体的には、黒の場合、0.5ミリが黒、0.4ミリがグレー、0.3ミリが透明になっています。

 このことで、ユーザーがより選びやすくなっていると思います。

実際に書いてみると

 さて、このフリクションシナジーノック、実際に書いてみた印象はざっと以下の感じです。まず0.3ミリ。書き出しこそ、ややカリカリした感じを持ちましたが、書き始めるとそれなりになめらかな印象を持ちました。これならば手帳にも十分使えるのではないかと。それは他の各色でも同じでした。さいしょこそややカリカリした感じでしたが徐々になじんで、とくに意識せずに書けるようになりました。

実際に書いたところ。確かに0.3ミリは線が細い
実際に書いたところ。確かに0.3ミリは線が細い

フリクションの今後は

 フリクションボールは、今までいろいろなシリーズが登場しています。

 今後のYahooニュースでは、その辺も整理しながらお伝えしていこうと思います。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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