こんにちは。十三在住のライターです。

話題の飲食店が数多く集まるルクアの地下2階にまたまた新しいお店がオープンします。今回ご紹介するのは「GOODGOODGOOD MEAT&HOKKAIDO」。４月５日（水）オープンに先駆けて行われた試食会にお邪魔してきました。

最先端のお肉と北海道食材を組み合わせた肉バル

「GOODGOODGOOD MEAT&HOKKAIDO」の母体であるGOODGOOD株式会社が、少しおもしろかったのでご紹介を。

GOODGOOD株式会社は、お肉が好きでたまらない経営者が集って創業したそうです。「自分たちが食べたい・家族にも食べさせたい」を基準に、世界中に足を運んでセレクトした肉と、北海道や九州の国内自社牧場で育てたお肉の生産、加工、卸売まで手がけるほか、精肉店、飲食店も経営する畜産ベンチャーです。畜産現場と食卓が遠い日本で、「お肉を食べる意味」をしっかり考え、肉食文化を醸成させることも目的としているんだとか。お肉好きが高じて、自社牧場まで作ってしまうなんて、なんともアグレッシブな経営者軍団！

メインで取り扱っているお肉は・・・・・

●超希少な牧草和牛である【熊本県阿蘇産の阿蘇赤身和牛】

●世界中のセレブが争奪戦を繰り広げている【ニュージーランド産のみつば放牧牧草牛】

●日本の養豚の常識をくつがえす【北海道産の放牧豚】

フードロス、環境や動物福祉に最大限配慮し、循環型の畜産業を展開している企業らしく、お店のコンセプトは「100年先のすべての食卓が笑顔であふれますように」。

お肉好きとヴィーガンがいっしょに食事を楽しんで欲しいという想いもあって、肉料理が豊富な肉バルでありながら、ヴィーガンのハンバーグやピザなども用意するというスタイルもかなり斬新です。

店の真ん中には松！

赤身肉が好きでヴィーガンが多い海外のお客さんを意識し、店内は和の趣。店内中央に松の木を置き（人工物なので虫などの心配はなし！）、壁やテーブルには北海道のナラ材を使用しているそうです。

かわいいのれんは、アイヌ工芸家 関根 真紀さんのデザイン。アイヌ紋様は「無限大」に拡がる模様が途切れることなくつづくのが特徴で、サーキュラアグリエコノミーを展開するGOODGOODGOODのブランドのために「循環するつながり」をイメージして描き下ろしてもらったそうです。

客席は計72席、そのうち、のれんの奥の半個室が22席。のれんが１枚あるだけで、にぎやかなバルチカから隔たれ、落ち着いて過ごせそうです。

気になるメニュー4選

試食会は好きなメニューを選べるスタイルでした。ラッキー！ちなみにオーダーはQRから。こういった部分も最先端ですね。

１品目にいただいたのはヴィーガンチーズとケールのサラダ。ヴィーガンチーズとは大豆で作ったチーズのこと。ヴィーガンチーズがたっぷりトッピングされ、マヨネーズも植物性の材料で作られています。

ヴィーガンチーズと知らずに食べたら、たぶん気づかないくらい、味はチーズそのもの。ただ乳製品独特のどっしり感がなく、後口が軽やかでした。

2品目にいただいたのは、牧草和牛のボルケーノ。レアな肉の表面を炙ってから提供してくれるので、焼き目がついている部分と、レアな部分、両方が楽しめます。

牧草和牛は、アミノ酸やビタミン類が多く旨味が強く、後口はさっぱり。いわゆる高たんぱく低脂肪なので、ヘルシー志向の女性にも喜ばれそうです。

ごはんは酢飯なので、たっぷりのお肉と黄身と一緒に食べてもバランスがよく、シメにぴったり。何よりトリュフ醤油の味つけが上品だけどクセになるおいしさです。

お店の方におすすめされたのが、数量限定のミックスジュース。北海道ジャージー牛乳にみかん、パイナップル、りんご、バナナがブレンドされています。ミルキーな牛乳の甘さが主役で、フルーツの甘みはほんのり。いわゆる純喫茶のミックスジュースとは、ひと味ちがい、北海道！な感じのミックスジュースです。

食べた瞬間「おいしい！」とつぶやいてしまったのが、テイクアウトもできるソフトクリーム。

ジャージー生乳100％で、乳化剤、人工甘味料などの添加物を一切使っていないため、飲み物のようなくちどけなので“賞味期限は30秒”のうたい文句が。天然てんさい糖でほんのり優しい甘さを加えているそう。しぼりたての牛乳を飲んでいるようなミルキーさに驚きます。

私は牛乳が好きだけどお腹がゆるくなる体質なのですが、ソフトクリームに使われているジャージー生乳は、お腹がゴロゴロなりにくいと注目されているA2ミルクだそう。

もちろん食後にお腹が緩くなることもなかったので体質的に牛乳系スイーツを諦めていた人こそ、ぜひ食べてみて欲しい一品です。

撮影用にご用意いただいたドリンクたち。手前はかわいいルックスのアルコール類で、左から紅茶レモンサワー、アンチャ～ン（バタフライピー）レモンサワー、ローズヒップティー・レモンサワー。後ろがノンアルコールのすだちスカッシュです。

北海道食材の物販もいろいろ

物販コーナーも充実。北海道で見つけた本州初上陸の商品がずらり。

特に気になったのはハスカップ。ハスカップは、北海道特産の果実で、不老長寿の果実といわれるほど栄養が詰まっているそうです。お味はベリーのような甘酸っぱさらしく、気になっています。ヨーグルトにかけたり、ソーダで割ったり、いろんな味わい方ができるアイテムが揃っていました。

必食！限定10食のとうもろこしロールケーキ

物販コーナーにはオリジナル商品もありました。商品担当の方が激推ししていたのが1日10食限定のとうもろこしロールケーキ。パティシエの方が数え切れないほど試作した渾身のロールケーキだそう。

とうもろこしのムースは、一粒一粒の皮を取り、何度も濾してなめらかなくちどけにしたそう。そのままデザートとして味わえるだけでなく、いくらやウニをのせたら贅沢な前菜に早変わり。食卓がおしゃれになりますね。

1日10食という貴重なロールケーキをいただいたので自宅で実食。お話に聞いていたとおり、本当に甘いとうもろこしをそのまま食べているような自然なのにとうもろこし感の強い甘さ。

生地のふんわり加減も、中のやわらかいとうもろこしクリームとのマッチングがよくとてもおいしかったです。

本日オープンの「GOODGOODGOOD MEAT&HOKKAIDO」。肉好きの方、ヘルシー志向の方、北海道好きの方、みんなに行ってみて欲しいお店でした。