【函館市】"港まち函館"。函館が欧米との入口となるきっかけの人物『ペリー提督来航記念碑』
突然ですが、「黒船」と聞いて思い浮かべる歴史上の人物は誰ですか?
函館に関わりがあり「黒船」といえば、ほとんどの人が「ペリー提督」を思い浮かべるのではないでしょうか。
今回は旧市立函館病院跡に建つ『ペリー提督来航記念碑』を観に行ってきました。
基本情報
ペリー提督来航記念碑
場 所:北海道函館市弥生町2
市電「宝来町」駅 徒歩 約5分の場所にある『ペリー提督来航記念碑』。
「元町公園」の下に位置し旧市立函館病院跡の敷地に建っています。
大きな基坂通りに面しており、道を挟んだ向かい側は「旧イギリス領事館」があるためわかりやすいと思います。
ペリーが来航したのは1854年。
日米和親条約の締結により開港地に選定された箱館(現在の函館)を下検分のため来航しました。
ペリーの来航による開港をきっかけに欧米文化が入り、その影響により函館市が国際都市として発展する基礎となったそうです。
着物ではないという点が海を渡り"来航してきた"ということをより印象付けてくれますし、当時では見慣れない服装だったのではないかと思います。
また銅像の傍にはペリー提督にちなみ、アジア東北部原産で1668年に日本へ渡来した「クロフネツツジ」が植えられているとのこと。
筆者も見たときはまだ色が薄くついている状態で、種類まではわからなかったので「クロフネツツジ」だということを知り、植えられているお花にもこだわっているのだと驚きました。
この場所は通ることはあってもあまりじっくりと見ることがなかったので、とてもいい機会でした。
人物の像ばかりに目が行きがちですが、周りにあるものや場所、どうしてそこにあるのかなど様々な理由があり、また1つ函館を知ることができました。
『ペリー提督来航記念碑』がある旧市立函館病院跡地はベンチもあるためちょっとした休憩がてらにも寄りやすいと思います。
いつもとは少し違う歴史をたどる函館散策をしてみてはいかがでしょうか。
◎ペリー提督来航記念碑◎
場 所:北海道函館市弥生町2(Googleマップ)
参 考:函館市公式観光サイト「はこぶら」(外部リンク)