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今年最高のクリスマスソング!「クリスマスキャロルの頃には」SKRYU×ESME MORI バージョン

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
photo by COCKTAIL SOUNDS

●オリジナル音源を起用した、稲垣潤一によるスタイリッシュな歌声

1992 年にリリースされた稲垣潤一によるヒット曲「クリスマスキャロルの頃には」が、名曲をリバイバルする『COCKTAIL SOUNDS』プロジェクト第 1 弾として令和の時代に新たに生まれ変わった。

参加メンツも豪華だ。令和ヒップホップ・シーンを牽引する気鋭のラッパー SKRYU がラップパートを担当。トラックをサウンドプロデューサー ESME MORI がリプロダクションしたことで、今の時代にふさわしいカッティングエッジな「クリスマスキャロルの頃には COCKTAIL SOUNDS MIX feat. Original Vocal by Junichi Inagaki」が爆誕したのである。

オリジナル音源を起用した、稲垣潤一によるスタイリッシュな歌声が突き刺さるキャッチーなサビフレーズに、SKRYU が情景が浮かぶラブストーリーを紡ぎ、有機的なデジタルサウンドとして ESME MORI がエモーショナルに再構築。こうして時代を超えて誕生した“令和 meets 90 年代”によるリバイバル・ソングの制作秘話を、ラッパーとしてプロジェクトに加わった SKRYU に聞いてみた。

●全日本国民が知っている大名曲「クリスマスキャロルの頃には」

――SKRYU さんは、島根県出身、国立大学卒で元銀行員という異色の経歴を持つ実力派ラッパー。数々のMCバトルでの優勝という、輝かしいキャリアを築かれてます。今回、リバイバルプロジェクトの話をうかがったとき、どう思いました?

SKRYU:いや唖然、呆然としましたよ(汗)。全日本国民が知っている大名曲「クリスマスキャロルの頃には」に僕でいいんだろうかって思いましたから......。なので、緊張感を持って制作に参加させていただきました。

――「クリスマスキャロルの頃には」のオリジナルは1992 年リリースなのですが、令和のポップスター SKRYU さんはいつ生まれなんでしたっけ?

SKRYU:1996 年生まれなので、生まれる前の曲ですね。すごいですねえ、自分の代まで届いてクラシックになっていることが素晴らしいですよね。僕がマイナス 4 歳の頃ですから(笑)。

――稲垣潤一さんのオリジナル曲を聴いたとき、どんな印象を持ちましたか?

SKRYU:生まれる前の曲であっても無意識に耳に届いてくるぐらいの名曲だったし、街で流れているんですよ。今回、あらためて聴いてみて稲垣さんの声がめちゃくちゃカッコいいし。実はサビ以外のところ、1 番,2 番の歌詞もせつなく趣深い展開なんですよ。

――作詞は、当時すでにヒットメーカーだった秋元康さんが手がけられていたんですよね。原曲がリリ ースされた 90 年代って、SKRYU さんにとってどんなイメージでしたか?

SKRYU:90 年代の音楽は好きでよく聴いているんですよ。言葉の言い回しに古き良き趣があったり、あと、僕もラップのスタイルに歌謡曲ちっくなメロディーだったり、ディスコなどダンサブルなサウンドを取り入れることがあって。割と歳の割にはオールドな、言うたら古臭さは褒め言葉だと思っていて。昔の古き良きテイストを自分の作品にも取り入れているので、今回リバイバルプロジェクトに参加できて嬉しかったですね。

●限りなくリアルに近い(苦笑)、ほぼリアルな恋模様がですね

――SKRYU さんは今年の夏、日比谷野外音楽堂で豪雨の中、伝説的なワンマンライブを成功させたり、ストリーミング界隈で高い再生回数を出しているなどスター街道を突っ走られていますが、今回のプ ロジェクトで SKRYU さんがタッチできていない層にも届きそうな気がしますよね。

SKRYU:とてもありがたいですね。願ったり叶ったりですよ。光栄という気持ちが溢れて止まりません (涙)。

――トラックを手がけた ESME MORI さんによるサウンドはいかがでした?

SKRYU:むちゃくちゃカッコよかったです。原曲には無いラップが入るのでどんな音に変わるんだろうと思っていたら、いい意味で予想を裏切られたというか。今どきのビートの打ち方だったり、ESME さんの センスが光っているなと思いました。ラップするのが楽しみになったし、手前味噌ながら完成してみても 最高にカッコよくなりましたね。

――SKRYU さんが加筆されたラップは、歌詞がトレンディードラマのようなラブストーリー展開になっています。リアリティーも感じとれました。ラップのフレーズを思い立ったきっかけは?

SKRYU:限りなくリアルに近い(苦笑)、ほぼリアルな恋模様がですね、実は最近、僕を襲いまして(苦笑)。本当にタイムリーというか、この曲には嘘がないです、と言えますね。ちなみに、原曲も男女のはっきりとしない曖昧な関係が続いていく、みたいな歌詞で。自分自身で、照らし合わせてしまったというか(苦笑)。より一層、歌詞を書くのに熱が入りました。

――SKRYU さんの魅力って、コミカルな要素がインパクト強い部分があるじゃないですか? でも、今回はめっちゃ二枚目よりですね。

SKRYU:そうっすねえ。いやあ、カッコつけたいんでしょうね、本当の愛を歌うと(苦笑)。いやでも、また違った僕だけど、僕っちゃ僕かなとは思っています。新しく聴いてくれる方にもコミカルな人間がガチの ラブソングを歌うとこんな感じ、みたいな。歌っていることは僕なんで、楽しんでもらえたらなと思っています。

――それこそ、原曲へのリスペクトがめっちゃ感じられますよね。

SKRYU:嬉しいですね。ちゃんと原曲が持つコンセプト、曲で伝えたいメッセージを僕なりに伝えられたらと思っていましたので。なので、生々しい感じでも失礼無いように、本当の気持ちを曲で昇華させていただきました。ありがたいと思っています。

――では最後に、今回のラップ表現に込められたこだわりポイントを教えてください。

SKRYU:歌詞そのものですねえ。ラップのノリ方ももちろんだし、メロディーを付けたりもそうなんですけ ど、一番聴いて欲しいのは歌詞かな。いつもよりは二枚目キャラではあるんですけど、コミカルなところを垣間見せたりとか、カッコつけようとしてもカッコつかない自分というのが人間性として根本にあるの で。そんなところを“俺も SKRYU と一緒だよな”って、世の中の恋愛下手な方に共感してもらえたら嬉しいですね。

photo by COCKTAIL SOUNDS
photo by COCKTAIL SOUNDS

作品情報

SKRYU / ESME MORI
『クリスマスキャロルの頃には COCKTAIL SOUNDS MIX feat. Original Vocal by Junichi Inagaki』

2024.12.9 配信リリース
作詞:秋元康 作曲:三井誠 Rap歌詞:SKRYU 編曲:ESMEMORI

■SKRYU プロフィール

1996 年生 9 月 3 日生まれ 島根県出身。
現在の活動拠点は東京。
4THCoast を代表する Disry から大街道サイファーを受け継ぎキャリアをスタート。
数々のMC バトルでの優勝経験を持つ SKRYU の真骨頂は楽曲にある。
2020 年 4 月にリリースした自身初の EP【SCREEN SAVER】は iTunes Store ヒップホップ/ラップ トップアルバム(日本)にて 1 位にチャートイン。
同年 12 月にリリースした 2nd EP【SHORT CUT】も同チャートにて最高順位 2 位を記録した。 その後も手を休める事なく 1st Mini Album【OUT OF MEMORY】3rd EP【MUNASAWAGI】、バイラル ヒットとなった【超 Sper Star】が収録された 4th EP【東京ドギマギ】そして同じくバイラルし未だにヒットし続ける【 How Many Boogie】が収録された WAZGOGG とのコラボ EP【わすれもの】を立て続けにリリース。
SKRYU の名は一気に全国区となった。
満を持して 2 部構成でリリースをした 1st Full Album【Transform】は、ユーモア溢れるリリックセンス、コミカルかつ高い音楽性を発揮や、鋭い視線で夢を睨むシリアスな側面まで、SKRYU の全て を遺憾なく発揮した超大作となった。
その後の5thEP【Emergence】に収録の【Heated】もバイラルするなど、確実にヒット曲を生み続けている。
そんな SKRYU の楽曲はどこか懐かしさを感じるダンサブルなサウンド、生活感のあるリリック、ラップ、メロディー、ハーモニーを自在に操る "小気味良いスタイル " を十八番とし、また癖のある Groove と独特の世界観を是非体感してほしい。
過去 3 度開催された自身のワンマンライブチケットは、販売開始と同時に即完売をしてしまう為プレミア化するなど、着実にトップアーティストへと歩みを続けている。
2024 年 7 月 6 日に開催された日比谷野音でのワンマンライブでは、豪雨予報の中でライブを決行 し、雷をも味方につける演出を見せ、まさに伝説的なライブとなりファンの中で大きな話題を生む事となった。

公式リンク
HP:https://skryu.bitfan.id/

Youtube:https://www.youtube.com/@SKRYU0903

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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