米空軍B-1B爆撃機、墜落事故から3日で飛行再開
8月19日にアメリカのモンタナ州でエルスワース空軍基地所属のB-1Bランサー戦略爆撃機が墜落しましたが、飛行を一時停止していた他のB-1Bは3日後の22日に飛行を再開しました。事故原因はまだ正確には判明していませんが、予備調査で機体に深刻な欠陥が見当たらなかった為です。沖縄でも8月5日に嘉手納空軍基地所属のHH-60ペイブホーク救難ヘリコプターが演習場で墜落しましたが、こちらの飛行停止期間は11日間でした。
このような措置は軍用機でも民間機でも基本的には同じです。例えば最新旅客機ボーイング787はバッテリー発火事故の原因を詳細に突き止めないまま飛行を再開しています。機体そのものに深刻な構造欠陥が疑われないケースでは、事故原因の究明は完了しないままでも飛行再開するのが通常です。
B-1Bは戦闘機と同様の射出座席を備えており、今回の墜落事故で4名の搭乗員は全員脱出し生存しています。