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両リーグとも「40勝一番乗り」はニューヨークのチーム。ヤンキースに続き、メッツも到達

宇根夏樹ベースボール・ライター
エドウィン・ディアズ(ニューヨーク・メッツ)Jun 12, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月12日、ニューヨーク・メッツは、4対1でロサンゼルス・エンジェルスを下し、シーズン40勝に到達したナ・リーグ最初のチームとなった。

 両リーグの一番乗りは、ニューヨーク・ヤンキースだ。6月7日に40勝目を挙げた。他の28チームは、6月12日の時点で、いずれも38勝に達していない。

 MLB.comのサラ・ラングスによると、ヤンキースとメッツが、同じシーズンにどちらもリーグ一番乗りの40勝は初。ニューヨークの2チームが各リーグで最初に40勝目を挙げたのは、1955年のヤンキースとブルックリン・ドジャース以来だという。当時、メッツは存在していなかった。1962年が最初のシーズンだ。ちなみに、この年は120敗を喫し、40勝しか挙げられなかった。

 今シーズンの40勝到達は、ヤンキースが55試合目、メッツは62試合目だ。ヤンキースが開幕から55試合以下で40勝を挙げたのは、24年ぶり7度目。過去6度は、すべてワールドシリーズに進出し、4度優勝している。メッツが62試合以下で40勝は、34年ぶり3度目。1度目の1986年はワールドシリーズを制し、2度目の1988年はワールドシリーズにたどり着けなかったものの、あと1勝のところまで迫った。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで、ロサンゼルス・ドジャースに敗れた。最後の第7戦は、オレル・ハーシュハイザーに完封された。

筆者作成
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 なお、ヤンキースとメッツがワールドシリーズで顔を合わせたのは、2000年の1度だけだ。この時は、ヤンキースが4勝1敗で優勝している。シリーズMVPは、デレク・ジーターが受賞した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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