【仙台市宮城野区】川沿いのレトロ食堂で癒しのひととき。美味しい五目焼きそば実食(チャーハンもあるよ)
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
寄る年波でしょうか。「レトロ」「懐かしの」「昭和」といった表現に惹きつけられることが多くなったような気がします。
いや、別にアレですよ。現状に不満があるわけでも、「昔は良かった…」みたいに無条件に過去を美化してしまいがちなオジサン特有のアレではないんです(その可能性も否定できませんが)。
オタクなのでSFは大好物ですが、やっぱり時間とは不可逆なもの。決して戻ることのできない、でも戻るチャンスがあったらちょっとは戻ってみたい「過去」。そんなどうしても手の届かない憧れの「過去」というものを感じさせてくれる言葉だから前述の表現に惹きつけられるのかもしれません。
と、なにやらノスタルジックな書き出しでスタートしましたが、それもこれも今回ご紹介するお店が、堪らなくレトロで素敵なお店だったからなんです。
そのお店があるのは、国道45号線と七北田川沿いを走る蒲生福田線の間。
通勤・退勤の時間帯には非常に混み合う国道45号線の「抜け道」的なこちらの道路沿いにあるお店です。すでに画像の右側に味のある歴史を感じさせてくれる看板が見えると思いますが…
はい。その看板のお店が、今回ご紹介する「みうら食堂」さんです。
どうですか、このお店のレトロで素敵な佇まい。川沿い、青空、「みうら食堂」さん。この組み合わせ、この空間、完全に「昭和」です。あれ? 今って昭和何年だったっけ? ボンヤリとそんなことを考えてしまう昭和生まれの長谷川オジサン。
入店してみると、店内もこれまたいい雰囲気。テーブル席に小上がり席があり、ワイワイガヤガヤと賑わっている。いつかどこかで見たことがあるような懐かしい風景に見えますねぇ。
テーブル上に目をやると、年季の入ったレトロ可愛いお箸入れ、そして調味料達。飲食店のテーブル上では見かけることもほとんどなくなった灰皿があるのもレトロ&非常にありがたい(著者喫煙者のため)。貴重な喫煙可能飲食店です。
しかし何かと喫煙者の肩身が狭い今のご時世。昭和っぽく煙草をくゆらせながら何を注文しようか考えようかと思いましたが、混み合っている時間帯。周囲の方々へ配慮し、グッと吸うのを堪えてメニュー表チェックです。
ちなみに煙草がお嫌いな方、匂いが苦手な方はランチ時等の混み合う時間帯を避けての訪問がいいかもしれません。
恒例のメニュー表チェックは、壁にかけられた黒板メニューと
厨房前に貼られた手書きのメニュー表で。
450円(税込)という価格のラーメンをはじめ、定食系も600円(税込)台と、この原材料価格高騰の時代にとっても良心的な価格設定。ありがたいですねぇ。よし! ここはお店を応援する意味も込めて、お腹もペコペコですし2品ほど注文しちゃいましょう!
ということで、私が注文した「みうら食堂」さんの人気メニュー「五目焼きそば」と…
「チャーハン」が着丼しましたよ!
ではでは、五目焼きそばからいただきます!
一口食べると、鼻に抜けていく「焼き」の香ばしさ。しっかりと焼かれた麺。タップリと入った野菜や肉などの具材。それらが程よいトロミのコク深い醤油餡でまとめられています。野菜のシャキシャキ、麺のパリパリ。餡と混ぜるほどに美味しさが加速していくかのよう。人気があるのも頷ける美味しさです。
冷めないうちにチャーハンもパクリ。
パラパラ:シットリが2:8ぐらいのシットリ寄り。しっかりとした塩味の「Theチャーハン」といった美味しさ。こちらも焼きそば同様「焼き」がきいていますねぇ。焦げの香ばしさがいいアクセントになっています。汁ありの麺類のお供にも丁度良いチャーハンです。旨い。
チャーハンのスープが「お味噌汁」というのも、「食堂」っぽくて素敵です。焼きそばをズルズル、チャーハンをパクパク、そしてお味噌汁でホッコリ。レトロな雰囲気の中、美味しい食事で幸せなひと時に箸が止まりません。
最後に五目焼きそばをお酢で味変し、余すところなく堪能するの図。コク深い醤油餡にスッキリとしたお酢が合いました。
ふぅ、美味しかった…。2品いけるかな? とか一瞬思いましたが、美味しいので全然余裕の完食ペロリ、大満腹のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。レトロな雰囲気に癒されながら美味しい食事を堪能できる「みうら食堂」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●みうら食堂●
〒983-0005 宮城県仙台市宮城野区福室2丁目1−3