宮城県 今週は「カラッと真夏日」のち「ムシムシの梅雨」
きょう8日(月)の宮城県は、半数以上の地点で最高気温25℃以上の夏日になるなど平年を上回る気温になりました。さらにあす~あさっては日に日に暑さがレベルアップし、真夏日になる所もありそうです。
「仙台の過去最も早い真夏日」と同じ状況
今年ここまで東京都心では、まだ30℃以上の真夏日になったことはありません。
ところが東京より北に位置する仙台で、今から約1か月前の5月2日に30.8℃まで上がって真夏日を観測しています。5月2日の真夏日は過去最も早い記録でした。
これは大陸から暑い空気の塊が東北付近に進んできたためですが、今週はこの時と同じような状況が繰り返されます。
きょう本州から大陸にかけてはほとんど雲がありませんでした。これは力の強い高気圧に覆われているためで、しかもこの晴れている領域の、大陸の方には暑い空気の塊ができています。
あす以降、晴天域と一緒に暑い空気が日本海を東へと進んでくる見込みです。
これにより宮城県は、今週前半は晴天が続くと同時に日に日に気温が上がり、暑さが厳しくなっていきそうです。
あす9日(火)は内陸で30℃以上の真夏日、あさって10日(水)は仙台でも約1か月ぶりに真夏日になる予想です。
大陸からやってくる空気ですので、本当の真夏と違って湿度は低いですが熱中症には十分ご注意ください。
週後半は梅雨入りか
そしてこの暑い空気の塊が抜けると、それまで高気圧によって南に押さえつけられていた梅雨前線が北上してきます。
今週半ばからは、沖縄は晴天が続く一方で本州付近は曇りや雨の日が多くなり、宮城県においてもぐずついた天気が続く見込みです。
東北南部の梅雨入り平年日は6月12日頃ですので、梅雨に入ってもおかしくない時季ということになります。
今週の宮城県は季節が一歩先へと進み、気象庁からも梅雨入りが発表されるかもしれません。