【仙台市若林区】宮城を代表する牛たん店が手がける食堂。牛たん+ラーメンという禁断の組み合わせに舌鼓!
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
宮城が誇るご当地グルメ「牛たん」。皆さんはお好きでしょうか。定番の「焼き」、ホロホロの食感が味わえる「茹で」、牛たんの旨味と他の食材の相乗効果が楽しめる「煮込み」。
宮城県に住んでいますと「こんな食べ方はどうだろう? この食べ方は美味しいんじゃないだろうか」と、様々な調理方法でご当地グルメの牛たんを味わい尽くそうとする熱意のようなものを感じることがあります。熱意。まさに熱い魂(ソウル)をこめて味わうフード、牛たん。宮城のソウルフードですねぇ。
今回ご紹介するのは、そんな牛たんの新たな味わい方。宮城が誇る老舗牛たん店さんが、牛たんをアレの代わりにアレしちゃった逸品です。
そのお店があるのは、若林区上飯田にあるこちらの「仙台ハーベストビレッジ」さん。
農業の6次産業化(農業従事者=1次産業者が、加工=2次産業もサービス・販売=3次産業も行うこと)拠点として、施設内のいくつかの店舗が営業しているスポット。諸般の事情により、施設全体としての開業は2024年5月末現在未定となっていますが、既に地域の方達だけでなく県内外の方々が注目している施設であります。
<参考リンク:仙台市公式HP 仙台ハーベストビレッジ事業についてのページ>
今回ご紹介するお店への入口は、看板の後ろ。「入口はこちらです」と書いてあるドアをくぐると…
はい、ありました! こちらが今回ご紹介するお店「利久食堂 ハーベストビレッジ沖野店」さんです。
「利久(りきゅう)」さんと聞いてピンとくる方が多いと思いますが、こちらは宮城県から全国へ牛たんの美味しさを広めるべく頑張られている老舗牛たん店「牛たん炭焼 利久」さんが手がけるお店。
公式HPによると、こちらのお店がオープンしたのは2024年4月23日(火)。「食堂」というだけあって、牛たん定食だけでなく様々なメニューや自社製造のクラフトビールも楽しめるお店です。
<参考リンク:牛たん炭焼利久公式HP~仙台ハーベストビレッジ沖野店のページ>
お店の前には、冷蔵・冷凍・レトルトといった「利久」さんのお土産品もズラリと並んでいます。美味しい食事を満喫した思い出のおすそ分けもできそうです。ではでは、早速入店してみましょう。
店内は「食堂」というだけあって、大きな厨房が見える開放的な雰囲気。ちょっと「牛たん炭焼 利久」さんのお店よりもカジュアルな感じの印象です。座席はテーブル席とカウンター席があります。
さっそくカウンター席に着席し、恒例のメニュー表チェック!
まずは定番の牛たん焼き。美味しいそうな大判サイズに「極」焼という肉厚な牛たんもあり…。うぅ、どれも美味しいそう。さらには刺身の盛り合わせもあるようです。
そしてこちらは牛たん焼き以外の定食ページ。色々楽しめる御膳から、牛たんメンチカツ、定番の鶏のから揚げといった揚げ物系。さらには三陸のカキフライや金華さばの味噌煮込みといった魚系まで。美味しい牛たんモノにプラスして、定番ものや宮城県の海の幸まで入っている欲張りなラインナップです。
そして日本酒・クラフトビールといったアルコール類。くぅぅ…。利久さんのクラフトビール、の、飲みたい…。ビール党の血が騒ぎますが、ハンドルキーパー(運転手)なので我慢我慢。
そしてこちらがお目当てのメニューがのったページ。麺類とハンバーグ・カレー/ハヤシライスといった洋食系のページです。
どれも美味しそうな豊富なメニュー、いつもならウンウンと悩みに悩んで注文するのですが、今回はお目当てのメニューがあったんです。それは、画像左上。「牛たん醤油らーめん」! こちらのお店がオープンし、色々と情報を見聞きしてから、ラーメン好きとしてコレは絶対に食べておかねば! と、勝手に鼻息荒く決意していたメニューなんです。
だって、牛たんとラーメンの融合ですよ? 牛たんが立ち位置的にチャーシューのポジションにドドンと鎮座していらっしゃるんですよ。豚チャーシュー、鶏チャーシュー。トロトロ煮込み、低温調理などなど色々な形があるチャーシューが「牛たん」。気にならないわけがない。ということで、早速オーダーです。
ほどなくして着丼。こちらが、とうとうご対麺(面)できました「牛たん醤油らーめん」です。おぉ…、本当に牛たんがのっている…。早速いただきましょう!
まずはスープから一口ゴクリ。
染みる。牛たんに合わせる醤油スープとはどんな味だろうと色々想像していたのですが、体に沁み渡っていくかのようなアッサリダシのスープ。醤油といっても塩味やカドがなく、非常に上品な味わいのスープです。
そして美味しいスープに合う細ストレート麺。ズルズルとすすると、スープの味わいもあって、どこか和風な味わい。「ラーメン」ではなく「らーめん」とメニュー表記されている理由がわかるような気がします。
そしてチャーシューの代わりの「牛たん」もパクリ。
利久さんの牛たんですから美味しいのはもちろんですが、驚いたのはその柔らかさ。ギュムっとした牛たん焼きの歯ごたえとは異なり、チャーシューのようにサクッと噛みきることができ、口の中にジンワリと牛たんとスープの旨味が広がります。
そして、アッサリスープ、細麺、牛たんを交互にズルズルパクパクといただきながら納得。ただ単に牛たんをのせただけではなく、一杯のラーメンとしてきちんとまとまっています。旨い。牛たんの新しい食べ方を発見した気持ちです。
合間に美味しい牛たんの小鉢も堪能しつつ、小鉢が美味しいのでお米も欲しくなりつつ。
ラストスパート! と意気込んで卓上を見ると調味料が…。あ、これって…。
牛たん焼き定番の食べ方、牛たんに一味唐辛子をパラリしてみたらどうでしょう。
はい、もちろん美味しい。間違いない。牛たんの脂感、スープの塩味に辛味がプラスされてラストスパートのスピードがアップします。
ふぅ…。ラーメンと小鉢を一気に平らげ、シメのデザートもパクリ。
こちらはお土産品にもある、利久さんの「伊達茶クリーム大福」。まぶされているお抹茶は濃い味。中から溢れてくるのはたっぷりのクリーム。シメに相応しい美味しさです。
ということで、大満足&大満腹のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。ラーメン好きの方に一度は味わってほしい、牛たんの新たな楽しみ方ができる「牛たんらーめん」を味わうことができる「利久食堂 ハーベストビレッジ沖野店」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●利久食堂 ハーベストビレッジ沖野店●
〒984-0838 宮城県仙台市若林区上飯田天神9 仙台ハーベストビレッジ