元K-POPアイドルの告白。日本でも人気だったRAINBOWのジスクはいま…
「第3次韓流ブーム」をリードするTWICEが不動の人気を誇る中、その後ろ姿を追いかけ追い越そうとたくさんのK-POPガールズグループが日本進出に意欲を見せている今日この頃だ。
4月25日に日本デビューを果たしたKARAの“妹グループ”April(エイプリル)をはじめ、5月にはGFRIENDが日本デビュー。今夏にアリーナツアーを開催するBLACKPINK、7月に日本デビュー予定のRed Velvetなど、次から次へとK-POPガールズグループの波が押し寄せている。
そんなK-POPガールズグループの活躍を、暖かく嬉しそうに見守り応援する“先輩”がいる。RAINBOW出身のジスクだ。
韓国と日本で人気を博したRAINBOW
RAINBOWはKARAを輩出した韓国の大手芸能プロダクションであるDSPメディアが2009年に送り出したガールズグループ。虹にちなんだグループ名の通り、長い練習生時代を経た7人のメンバーで構成され、韓国と日本で活動を行った。
(参考記事:【秘蔵写真60枚】韓国カメラがとらえた!!「RAINBOW」の成長の記録〜デビューから解散まで)
ところが、デビュー7周年を迎えた2016年10月に解散を宣言。現在はメンバーそれぞれがソロ活動に励んでいる。K-POPアイドルグループはデビュー7年目を迎えると再契約をめぐって事務所と議論を交わし、グループの存続を決めるのだが、その段階で“解散”という結論に至るグループが多い。
(参考記事:“7年目の呪い”解けず…。解散してしまった悲運のK-POPガールズグループを紹介!!)
俗に言う「7年目の呪い」だ。RAINBOWもその呪縛を避けられず、解散を余儀なくされたのだ。
ジスクはK-POPガールズアイドル時代をどう振り返るか。そして今は何をしているのか。色々と話を聞きたくて、ソウルでインタビューを行った。
TWICEやAprilら後輩たちへの熱視線
「最近ガールズグループが大好きで、各音楽番組も欠かさず見ているんですよ」
アイドル出身らしく可愛らしい衣装を身にまとって約束の場所に現れたジスク。簡単な挨拶を交わしたあと、最近のK-POPグループについてあれこれと世間話を始めると、突然こんな言葉が飛び出た。
「実は以前はどちらかというとガールズグループよりもボーイズグループのほうをよく見ていました。いえいえ、ボーイズグループに関心があったというよりも、ガールズグループを気に始めたらキリがないので意識的に遠ざけていたというか……。
ただ、最近は日本でも人気のTWICEをはじめ、OH MY GIRL、Red Velvetのようなガールズグループが女性の私が見ても可愛らしくて、よく見ていますね。
特にAprilは妹みたいな存在です。以前は同じ会社にいましたし、彼女たちのデビューショーケースのMCを務めたこともあるので、今も連絡を取り合いながら仲良くしています」
好きなガールズグループについて楽しく語るジスクの表情から、後輩想いの優しさがにじみ出ていた。もし彼女が今も現役ガールズグループだったら、何かと意識せねばならないこともあり、聞けなかった本音だったのかもしれない。
それにK-POP界では毎年雨後の筍のように新人グループが登場するが、生き残るのはほんの一握りのグループだけだ。生存競争が厳しい業界だけに、嫉妬やさまざまな思惑もうごめく。
(参考記事:成功できるのは一握り!! K-POPアイドルグループ凄絶サバイバル競争の実態)
解散したグループになると不仲説なども囁かれるが、RAINBOWに関しては、殺伐とした空気もメンバー間の不協和音みたいなものもなかったという。
RAINBOWのメンバーたちとは今も仲良し
10代の頃から長い練習生時代を経てデビューした7人だからこそ、結束も固かったとジスクは語る。
彼女は、アイドル時代をどう振り返るのだろう。
「すっごく楽しくて、幸せでした。過去形として終わらせるには名残り惜しいくらい。実は、今も私たちは現在進行形だと思っているんですよ。メンバーたちともここに来る5分前まで連絡を取り合っていました。私たちはもう一緒にやりたくないから解散したのではなく、大人の事情によって仕方なく別れているだけなので、終わったという感じはしませんね。RAINBOWとして活動し、ステージの上にいる時ほど幸せを味わえる瞬間はないんですよね」
ジェギョン、ウリ、スンア、ノウル、ユネ、ヒョニョン。それぞれ所属事務所は異なるが、RAINBOWのメンバーたちとは今でも頻繁に連絡を取り合うという。それほどまでに仲の良い証拠だろう。
(参考記事:KARAの後輩グループ「RAINBOW」のメンバーたちは今、何をしているのか)
ならば彼女たちにとってRAINBOWとは何だったのか。次回はジスクが考える、RAINBOWとしてもっとも幸せだった瞬間について紹介したい。