「PUBG」スマホ版の“偽物”、誤ってダウンロードする人続出 ランキング上昇、本家に次ぐ2位に
PC向けで人気のバトルロイヤルゲーム「PUBG」のiOS版「PUBG MOBILE」の配信が、5月15日にスタートした。
配信開始直後から、App Storeのゲーム無料ランキング1位を獲得するなど人気を集める一方で、そっくりな名前の別のゲーム「PUBモバイルゲームバトル」がランキング2位に上昇。PUBGに名前を似せた“便乗ゲーム”とみられるが、本家と間違えてダウンロードしたユーザーも多いようだ。
「PUBG」(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)は、最大100人のプレイヤーが、マップ内で武器などを探して装備し、最後の1人になるまで生き抜くバトルロイヤルゲームで、PC向けには昨年3月に先行配信をスタート。世界的な人気を集めている。モバイル版は日本では未配信だった。
運営元は今年4月25日、スマートフォン版を日本で5月中旬に配信すると発表(関連記事)。日本のプレイヤーの期待が高まっていた。
一方、モバイル版未配信のスキを突くような形で4月上旬、PUBGの人気に便乗したとみられるそっくりな名前のゲーム「PUBモバイルゲームバトル」がApp Storeに登場。「PUBG」「PUBGモバイル」などでApp Storeを検索するとヒットするため、本家と間違えてダウンロードする人も多かった。実際にプレイしてみると、PUBGとはまったくの別モノ。FPSシューティングゲームだが、広告が多数挿入されるなど操作性も悪く、当初から「PUBGに名前が似ていて、間違えた」「だまされた。ひどいゲーム」などの悪評レビューが殺到していた。
5月15日に本家「PUBG MOBILE」の配信が始まると、App Storeで本家ゲームを探した人が、誤って「PUBモバイルゲームバトル」をダウンロードするケースが続出。そのため17日現在、App Storeのゲーム無料ランキングで、「PUBモバイルゲームバトル」が本家に次ぐ2位にランクインしている。
App StoreやGoogle Playで人気ゲームがリリースされると、個人などがそっくりな名前のアプリを開発・公開し、誤ダウンロードを狙うケースはよくある。アプリをダウンロードする際は、それが「本物」かどうか、しっかり確認したほうがよさそうだ。